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「逃げるが勝ち」
戦いとは所詮騙しあいである、戦わずして勝つことが最上の勝利である、と孫子も言ってる通りの兵法の極意。
たとえば、前田との試合を実現させていたら
”エースは猪木意外に無し”としていた当時のテレ朝の思惑もあって、どうせブックで前田の負けになっていただろう。
でも前田は猪木との試合にプロレスじゃない試合を望んだ。
それは諸刃の剣でもあった。
前田はアンドレ戦で放送できない試合をやってしまい、もしまたそういうモノになれば
前田はスポンサーの信用を無くし、新日の後継者にもなれないだろう。
後継者は前田だと思っていた猪木は、当時の新日ファンの前では、それで前田の価値を落とすことはしたくなかった。
のちに聞かれたときに、面倒臭いことをいちいち説明する気にもならず、「俺が逃げたんだよ」とでも言っとけば波風が立たない。