09/04/05 15:22:59 cfkpplWn
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>そいとイラク戦争の例ではたしかタワルカナだったかハムラビだったか忘れましたが
>カルバラ北方地峡にイラクの大統領警護隊機甲師団の装甲部隊がいるってんで
>夜襲仕掛けにいったんですね。アパッチだけで。んで、小銃とか対空機関砲とかの対空火網
>に捕まっちゃって1機落とされて他はなんとか遁走してきたけど、機体孔だらけになっちゃって
>その後は整備と補給が追いつくのを待ってたっていう。
詳細を調べてみてください。
失敗の理由は、対空伏撃そのものよりも、その後のヘリ部隊の対応の方に問題があったのがわかります。
(民間への付帯被害を避けてAH側が反撃を自制、そのくせ既に逃走した敵戦車を捜索し、低空をいつまでもうろうろ)
(そりゃあ、自ら撃滅してくれって言ってる様なものです)
そして次の作戦では、それを教訓にして損害を殆ど出さずにすんでいます。
ただしこの時は目標の移動を察知できず、戦果も大してあげられませんでしたが・・・
ここはAHの責任ではなく、事前偵察情報の不確実性が原因ですが。
(いるという情報で行ってみたら、実はもう逃げてた、これはAHの責任ではないですよね)
このあたり、航空で敵を撃滅するのは困難の良い例ですね。
(AH、FS問わずの問題)
ただ、対空コンプレックスに捕まえれば撃退もしくは攻撃をあきらめさせる事が可能というのも事実です。
しかし、これはAHの能力不足をあらわすものではなく、作戦立案の難しさを示唆するものだと思います。
そして、どこもかしこにも十分な対空コンプレックスを構築するのは非常に困難かつ
大きなコストを強要し、さらに部隊の機動性を損なう恐れがあるのも事実ですが・・・
例えばAHが無ければ、敵は部隊随伴の低空域の防空体制を軽くできますので、
作戦機動力をより高く出来るわけです。はい。
このように陸戦は機甲、砲兵、歩兵、工兵、航空が相互に複雑な相関関係を持って展開していきます。
あるいみ、諸兵科連合は連携を複雑化し、敵に対する弱点を不明確化しつつ、敵弱点への対処手段を持つという事だと思うのですよ。