09/03/28 09:30:03 Ey1iAZOj
>>309
とりあえず、これから猛勉強して東大の法学部に入ってください。(東大で政治学やるのはここだからね)
そのためにも、きちんとした本を読んで自分の考えを簡潔に纏める能力を鍛えてください。
こんなところで自分の意見を述べたって、日本はまったくさっぱり変わらないですから。
それはそれとして、「日本の技術力」とか言われても、ぶっちゃけ無理です。
技術力というのは、ロールプレイングゲームの「レベル」のような、総合的な数字ではないからです。
例えば、日本はイージス護衛艦を持っています。イージス・システムはアメリカのシステムです。
つまり、日本は自分ではイージスと同等のシステムを作れないため、アメリカから買っています。
対空兵器の統合射撃システムは自前ですが、そこから先を作る「技術力」がないのです。
航空機のエンジンも同様です。日本には、高推力の低バイパス比ターボファンを作れる企業がありません。
日本のエンジン開発で最も大手といえば、IHI(旧石川島播磨重工業)で、戦前に橘花搭載のジェットエンジンを作ったのもここですが、
現在、IHIが開発して、国産のT-4練習機に搭載されている、F3-30/30Bの推力は、およそ1700kgです。アフターバーナーは使えません。
改良型も作られていますが、まだ試作段階で、こちらは推力が2100kg。アフターバーナー時には3400kgとなります。
ではアメリカはどうでしょうか?
例えば、F/A-18E/F(いわゆるスパホです)に搭載されている、F414エンジンの推力は10,000kgあります。
エンジン開発に関して、まさに日本は桁が違うほどの差をつけられてしまっているのです。
技術を発展させたいのなら、東大、東工大、阪大、東北大、京大あたりの工学部を目指すのもいいでしょう。
さらにお金の問題もあります。GDPは決して直接的に国庫に影響する数字ではないからです。
例えば日本の2007年実質GDPは560兆円ほどですが、日本の国家歳入は54兆円で、1/10以下。
しかし、歳出が83兆円あるため、差額を国債(ようは借金です)で支払っています。
GDP比1%と軽々しく言いますが、つまり1%というのは日本国の税収入の10%あるのです。
もしGDP比10%などとなると、税収すべてを軍事費につぎ込んだ上、さらに借金まですることになります。
というわけで、あなたが言うように気楽に軍事費増大で自衛隊増強なんてどだい無理です。