08/02/22 18:47:52
573 名前： 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日： 2008/02/22(金) 17:52:17 ID:pbf7HGrX0
>>566
だってお題が「火」だもの。
「萬葉集辭典」折口信夫全集第六卷、中央公論社
ひ‐つぎ【日嗣】 天皇の御統で、日の神（天照大御神）の御心を本として
其任け給へる大任を受け傳へ、皇位を継承するからである。で皇太子をば
ひつぎのみこ〔六字傍点〕と言ふ。
上代は何人でも、母系のよい、勢力家の後援ある方をば、王位繼承候補者として
ひつぎのみこ〔六字傍点〕と稱した。又、日嗣でなく、火嗣だとも言ふ。
URLﾘﾝｸ(www.geocities.jp)
「火」というお題を見て、まずイメージしたのは古代からの「火」を絶やさず
ともし続けるってこと（こういう歌を詠んでいる皇族方もいましたね）。
次にギリシアオリンピックのときに、古代の女神の衣装を来た女性たちが
昔ながらの方法で起こした火が聖火ランナーによって次々と運ばれ、オリンピック会場で
煌々と萌えるイメージ。まさに天皇家だと思った。これは陛下が詠んで下さっている。
もう一つは、伊勢じゃないけど出雲の火継式。先代の霊を受け継ぐ儀式。
その「火」を吹き消しちゃうん歌を無意識のうちに詠むんだから、雅子って凄いよねｗ
あと、関係ないけど上の折口の「萬葉集辭典」では↓も納得。
ひさかた‐の 枕。あめ。みやこ。 天は悠久にして堅牢なものだと言ふ上代の思想からして
久堅の天〔四字傍点〕と言つたのだらう。又、王城のゆるぎなく久しきをば
久堅の〔三字傍点〕と言ふに到つた消息も、おのづから明らかである。