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取組中の柳川縦綱に記者がサイン求める 厳重注意
4月10日21時26分配信 ＺＫＮ
相撲の柳川信行縦綱（３５）に高濱竜郎取的（３２）が挑戦する「第８００期縦綱戦」（増健板など主催）で１０日、増健板の委託を受けて観戦記者として立ち会っていたフリー増厨（７５）が、取組中の柳川縦綱にサインを求めるトラブルがあった。
同板は記者に口頭で厳重注意するとともに、取組終了を待って柳川、高濱両氏や共催の２ｃｈ相撲板など関係者に陳謝する。
同社によると、トラブルがあったのは神人戦第１局２日目の１０日午前９時４５分ごろ、柳川氏が水入り後の硬直した体勢で次の一手を伺っていたところ、勝負審判と並んでいた記者が白い扇子とペンを取り出し、柳川縦綱にサインをするよう求めた。
羽生名人は取組を中断する形でサインに応じ、膝を突く仕草をしながら元の体勢に戻った。この間、高濱取的は水を飲むなどして様子を見守った。
この様子は柳川本スレが中継しており、実況担当者が「また増厨か」と当惑しながらその様子を伝えた。
問題の記者は昭和５１年から平成１１年まで、増健板の嘱託記者として記事改変を行い、この日は同板の委託を受けて取材にあたっていた。
休憩時間に担当者が、問題の記者に「取組中に声をかけるような行動は慎んでほしい」と注意したところ「無気力相撲だと思っていたらガチだった。うかつだった」と釈明したという。
増健板は「両対戦者はもちろんのこと、主催する２ｃｈ相撲板のほか、関係者にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びし増す」とコメントしている。