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若麒麟に退職金…相撲協会の処分「甘すぎる」
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会が出した結論は「解雇」だった。
武蔵川理事長によると、処分は「議論はあったが、満場一致の結論」。今後、協
会改革を進めていくにあたっては、外部の意見を取り入れることや、薬物検査も
回数を増やすなど、徹底する考えを示した。
報道陣から、「（若麒麟容疑者を）除名にすべきという意見はなかったのか」と問われ
ると、武蔵川理事長は「除名を求める声もあったが、若麒麟はまだ若く、第２の人生も
ある。除名はかわいそうだということで、解雇に決まった」と苦渋の表情を浮かべた。会
見は５分ほどで終わった。
また、元警視総監で、外部から監事に就任した吉野準氏は「出席者の半分くらいは除
名という意見が出たが、最終的に全会一致で解雇とした」と説明した。
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日本相撲協会の再発防止検討委員会委員を務める漫画家のやくみつるさんは
「（退職金を払わなくていい）除名でないことに合点がいかない。ロシア人力士の時に
も『何をやっているんだ』という声が上がっていたのに、なぜ同じ愚を繰り返すのか。
除名に必要な手続きの手間を惜しんだとしか思えない」と解雇処分に疑問を呈した。
その上で、「こうした犯罪行為だけでなく、品格の問題なども同時進行で律していかな
くてはいけないのに、今回の問題で他の問題が棚に上げられてしまった感があり、残
念だ」と話した。
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（2009年2月2日15時33分 読売新聞）
一部省略しました。必要に応じて改定・注釈お願いします。