東浩紀スレッド211 at SUBCAL
東浩紀スレッド211 - 暇つぶし2ch336:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/18 12:00:46 twkxTR7Q
東浩紀×市川真人トークショー

今は社会学的な(筆者注:実証的な?)知しか通用しなくなっており、
ちょっと抽象度の高い言説は受け入れられなくなっている。批評はもはや趣味的にやるしかなく、限界を感じている。

いい文章を書いたり文章をいじったりしたいのだけど、そういうのは必要なくなっている。
そういうことが小説書くことにつながっている。『キャラクターズ』は「批評家」の延長として書いたもの。
「小説家」として書いたのが『ファントム・クォンタム』。
今美的判断をしてはいけないということになっている。相対的になっている。
社会学的な知が優位になっている。

(ゼロアカなどで)批評の大事なものを放棄してでも生き延びさせるということをやっているが、
それとは別に、自分がいいと思う文章をひっそりと書きたくなった。
(ファントム・クォンタムの)書き手としての僕は純文学の世界に甘えているということになる。
批評家の僕としてはそれは許しがたいことではある。
『ファントム・クォンタム』は書いてて一番楽しくて苦しい。時間もかけている。
今、自己満足的に書いている。『ファントム・クォンタム』はネットなどでまったく反応がないが、それでいいと思ってる。
もともと小説は読むほうで、本棚見ると小説と評論が半分半分になっている。
純文学の自然主義描写は大変。神社にある木の名前をネットで調べたりとか(笑)。

ロスジェネに対して冷ややかなのは、リソース配分の要求でしかなく、知的冒険がないから。
もはや政治にイデオロギーが入る余地がない。
あと半年で死ぬとなったら『ファントム・クォンタム』を書く。出版される/されないとか読まれる/読まれないとか関係なく。
東浩紀は死ぬんじゃないかとかいわれてるけど(会場笑い)。
今批評家としての僕は三つくらいの判断基準で動いている。

「言ってることもメチャクチャだし、僕が読者だったらとっくに東浩紀を見捨ててますよ(笑)」(会場笑い)
どんなジャンルでもそうだと思うが、今、祭にもっていくしかない。
ゼロアカはカンフル剤。バブルもなければ死ぬしかないのだからやったほうがいいという感じ。
20年後批評は滅びると思う。それを少しでも延命させようということをやっている。
「暗い話ですねー(笑)」
URLリンク(d.hatena.ne.jp)


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