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鳩山由紀夫首相は１日、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の移設問題で、鹿児島県・
徳之島の地元３町長と早期に面会する方向で調整に入った。関係者によると、面会は４日
の首相の沖縄県訪問を踏まえ、６～９日の間に設定される見通しだ。
首相は徳之島に海兵隊のヘリコプター部隊の一部を移すか、訓練の一部を移転する案に
ついて説明し、協力要請する考えとみられる。これに対し３町長は移設案を拒否、首相に
断念を迫る構えで、平行線に終わるとの見方が強い。
首相は１日、視察先の熊本県八代市で、３町長の面会要請について「３町長が『会って
もいい』とのお気持ちになっていただいたことは大変ありがたい。できるだけ早い時期に
お会いしたい」と表明した。
面会の日時、場所については「まだ決まっていないが、私がお邪魔してもいいし、先方
がお出ましいただける（のでもいい）」として、町長側が求めている鹿児島県庁も検討す
る考えを示した。
３町長に対しては滝野欣弥官房副長官が４月２０日に、平野博文官房長官との会談を打
診したが、３町長が拒否した経緯がある。
これに関連し、首相は記者団に「政府の考え方がまとまる前にいろいろご心配をお掛け
したことは、あらためて申し訳ないと思っている」と述べた。