10/04/28 21:20:43 Ayhw3g1K
日本たばこ産業(JT)は28日、10月のたばこ税増税に伴い、
たばこ1箱当たりの小売り価格を10月1日から現行に比べて110円~140円
値上げすると発表した。
対象となるのは全105銘柄のうち103銘柄。
同日、財務省に小売り定価改定の認可申請を行った。
代表的な銘柄である「マイルドセブン」は現在の1箱300円から410円に、
「セブンスター」が300から440円になる。
政府の増税幅は1箱あたり70円(1本3・5円)だが、「大幅な需要減少が見込まれる中、
メーカーとしてのコスト削減だけではカバーしきれない」(木村宏社長)として、
増税幅以上の値上げに踏み切る。
一方、同社が同日発表した2010年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が
前期比18・5%減の2965億円となった。
健康志向の高まりなどで、国内たばこ販売が約5%減少したのが響いた。
売上高は同10・2%減の6兆1346億円。国内外のたばこ販売が減少したほか、
飲料など食品事業も価格競争の激化で苦戦した。経常利益は17・0%減の2553億円、
最終利益は特別損失の大幅な減少が寄与して12・2%増の1384億円だった。
11年3月期の業績見通しは、売上高が2・5%減の5兆9800億円、
営業利益は0・5%減の2950億円。増税に伴い、国内たばこ販売が16%減少すると
予想しているためだ。