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中国新聞記事 カープを支えた男達 第14回 梅津智弘さん(36)・マイク シュルツさん(40)。2019.08.10
今日は「広島県優良食品知事表彰」が行われるということで、広島県庁に取材に来ている。
記事の主旨とは違うと思われる方も多いと思うが、表彰者の中には、かつてカープの苦しい投手事情を
リリーフエースとして大車輪の活躍をした二人の戦士が選ばれているのだ。
県庁内の会議室の一室、整然とテーブルが並べられ表彰式の準備が整えられている。
関係者各位が忙しなく動いている。地元メディアも各社もれなく取材に来ている。
時計が午後三時を指した頃、会場に知事が姿を現した。「皆さんご苦労さまです」
紺色のスーツを着込んだ白髪の少しお洒落なご老人こそ、三年前に県知事に就任した
古葉竹識さん(83)である。
83歳とご高齢ながら、足取りはいたってしっかりされており、流石はもとプロ野球選手だと
感心させられる。
準備は整い、会場に表彰者10名が通され式典は始まった。
一列に並んだ表彰者の中で、頭一つも二つも飛び出た長身の男性二人が、ひと際目をひいた。
この二人こそ、元カープ投手の梅津智弘さん(36)とマイク シュルツさん(40)である。
古葉知事の祝辞が陳べられ、表彰者が順々に表彰されていく。
二人の賞は「広島県知事特別賞」である。知事の手で二人に記念のメダルが手渡された。
これは広島に縁のある食品に対して、古葉知事の独断と偏見で送られる賞である。
梅津さんは「梅酒」で、シュルツさんは「魚醤」での受賞となった。
表彰式も無事終了し、まだ緊張が残っているという二人に話を聞くことにした。