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朝井２ケタ絶対！４回１安打０封目標最低ラインへ万全
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◆楽天キャンプ ▽練習試合 楽天１―２横浜（２１日・久米島）
楽天の１軍久米島キャンプが２１日、終了した。３週間のキャンプを締めくくる横浜との練習試合では、先発した朝井秀樹投手（２５）が４回１安打無失点と好投。
念願の２ケタ勝利へ向け、上々の仕上がりをアピールした。チームはこの日、久米島から沖縄本島へ移動。２３日から本島各地で練習試合を行う。
主力抜きの横浜打線に、朝井が力の差を見せつけた。４回を投げ、打者１５人に１安打。２回に先頭の森笠に二塁打を許したが、
続く細山田のバントを素早く処理して走者を三塁で刺し、唯一のピンチを難なく切り抜けた。
球速はＭＡＸ１４２キロ。スライダーにカットボール、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球も交え計４９球。「四球を２つ出したのがビミョーなところ。球の勢いも今ひとつだった」と、反省点を口にした右腕。
オープン戦を通じて、「すべての球種の精度を上げたい」と課題をあげた。
いつまでも若手、ではない。０７年から２年連続で規定投球回数をクリア。プロ８年目の今季は、岩隈、田中に次ぐ先発３番手として期待される。キャンプの宿舎では、初めて自分より年下の石田と同部屋に。
グラウンド以外でも後輩にアドバイスを送る立場になった。
以前なら結果を出すことに必死だったこの時期の実戦マウンドも「練習の延長」と割り切って臨めるようになった。この日も意識的にカーブを多投。「去年までと違う使い方ができそう」と手ごたえを感じている。
昨年はあと１つ足りなかった２ケタ勝利が、今季の最低目標。「何としても（２ケタに）行きたい」とあらためて口にした。
「２軍みたいなメンバーなんだから、もっとスムーズにいってほしいわな。６０点か７０点」野村監督の辛口コメントを、シーズンではピシャリと封じ込んでみせる。