10/04/07 19:47:55
>>89
> ヤンネが、日本人カメラマンの板を借りて表彰台の真ん中に立ったことがある
> のは本当だろうが(WC?)、そのまま、その板でWCを勝ち続けることができるのか。
ネット検索しても恐らくヒットしなと思うので、もう少し詳しく伝えておきましょう。
1999シーズン(長板最後の年でこのシーズンのみ適用された長さルールが男子は
180cm 以上)のヤンネの板は、サロモンスーパーフォース Pr7(190)を使っており、
ブラッコムW杯で優勝したあと、日本の猪苗代大会と斑尾大会で他人のPr5(180)を
使い2大会連続で優勝し、その板を気に入ったのかその後のマイリンゲン世界選手権
でもその板で優勝し、合計3大会を他人の短い板を使い表彰台の真ん中に立ちました。
特にマイリンゲン世界選手権は、フィンランド勢が表彰台を独占した大会なので
動画はたくさん出回っているのでヤンネだけ短い板を使っているのが確認できる
はずです。ラウリとサミは共に190以上の板を使っていますから。ちなみに里谷選手
が長野オリンピックで金メダルを取った時も、モーグル板ではなく、基礎板の
サロモンエキュップデモSという97モデルを使用して金メダルを取りました。
テレビカメラの前ではメーカーとの契約上当然ですがモーグル板のスーパー
フォース98モデルに持ち替えていましたが。
まぁ里谷選手の板の件は、どんなマテリアルを使用してもという話とは若干違うが、
男子モーグル選手の場合、公式練習中に板やビンディングを損傷してしまう
ことは珍しくなく(ほとんどがエア絡み)、本番で他人のスペア板を借りる(メーカー
のサービスマンが用意してくれる場合もあるが未調整)ことはよくあることです。
そういった中で戦わなくてはならないのがモーグルで、その中で優秀なリザルト
を残す選手というのは、どんなマテリアル(しかも未調整であっても)にも対応
できる能力が備わっているということですね。71氏は、『自分はモーグル初心者』
と記してあったので、72,74では詳しくは書かなかっただけのことです。