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【PJニュース 2010年2月18日】身なり・態度が悪いことで批判を受けているバンクーバー五輪スノーボード・ハーフパイプ代表の国母和弘選手(21)。
彼の所属する JOCや東海大学には650件を越える苦情の電話が寄せられたというが、一連の批判のなかに日本文化の特徴がよく表れている。
一つは「規律に対する厳格さ」、もう一つはそれが行き過ぎた「閉鎖性」もしくは「陰湿さ」だ。
規律を守ろうとすることは日本人の美徳であり、こういう部分が外国人の言う「日本人のホスピタリティ」という評価につながっている
ところが、アンケート調査では約50%が国母選手は出場辞退すべきと考えているようだ。
ここまで来ると「規律に対する厳格さ」を通り越して日本文化の「閉鎖性・陰湿さ」を物語っている。
集団から抜きんでる人間を「気に入らない」といってたたく、「出る杭は打たれる」文化。角界の理事選で貴乃花親方に票を入れたものを
裏切り者としてあぶりだす風土。女子集団の中で時々起こる、表裏があり時々背すじがゾクッとしてしまうような恐ろしいやりとり。集団の中でのイジメ的行為。
世の中ある程度の数だけ保守的な人がいることで均衡が取れるのだから「出場辞退したほうがいい」という人間がいてもいい。
ただ、もし国民の半分が本当にそんなこと考えていたらこの国の未来は暗いだろう。
21歳なんてまだまだ子ども。大人としての自覚は必要だが人間として未熟であるから周りが注意しなければならない。
だから、今回国母選手の一連の態度を批判した人がいるのは問題ない。
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