10/02/12 20:51:53
トリノ五輪では成田童夢、今井メロの兄妹出場が話題に。兄妹は「パフォーマンスの一環」と
競技前、突然ラップを踊り出すなど“奇行”ばかりが目立った。あげくに代表全員がメダル獲
得の力を持っていたにもかかわらず、23位の国母ら全員が予選落ち。また暴れて選手村の壁
をこわすなど、まさにやりたい放題。トリノ大会の後にはJOCの中で「次回の五輪には(ス
ノボーから)一人も代表選手を出すべきではない」という厳しい意見も出たほどだ。
では、なぜ半ば問題を起こすと分かっていて代表に選んだのか。それには、スキー人口の減少と
「事業仕分け」の影響があると見る向きが多い。「レジャー白書2008」(社会経済生産性本
部)によると1993年に1860万人いたスキー人口も、2007年に560万人に。一方、
98年の長野五輪から正式競技になるなど後発のスノボー人口は、ここ数年多少落ち込んでいる
ものの400万人と日本のスキー離れに歯止めをかけている。
さらに結果を出さなければ、国庫からの補助金が削られる。昨年の民主党政権発足に伴って行わ
れた「事業仕分け」では、JOCの選手強化費約27億円を含むスポーツ予算を大幅に削減する
という結論に達した。その後、各団体、選手らの反論、嘆願で何とか削減は免れそうなところま
でこぎつけたが、注目度大の五輪で結果を出さなければ、再び削減の危機となることは確実。ア
ルペン競技でメダルを期待できない中、国母ら世界で戦えるスノボーに頼らざるを得ないのが実情だ。
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