09/11/29 18:52:13
私達も軽くストレッチをして待っていると、全員が集まりました。
私は心の中で「早くチケットをくれよぉ~」と呟いていると、隆太君が「ちょっといい?」と私達を少し離れた所にに呼びました。
「なぜ?」と思いながら離れると、サークル集団がいきなり「リーダー!」と大声で呼びながらワイワイと騒ぎ喜んでいます。
周りのお客さんも驚いて好奇の目で見ているなか、例の小島よしおが満面の笑みで登場して、大声で叫びました。
「よっしゃ~!今日は昼も夜も目一杯楽しんでいくぞぉ~い!」
みんなも「ヤッホぉ~!」と続きました。
なまら恥ずかしい…
他人のフリをして見ていた私達は、隆太君に「ありがとう」と言うと「あっ!いやいや。前に一回だけ参加した時、恥ずかしかったから…。こういうノリとか嫌でしょ」と笑顔で言いました。
周りのお客さんが冷ややかな目で見ているなか、サークルの1人が「じゃあこれからチケット配りま~す」と言いました。
「あっ!チケット貰いに行くと仲間だと思われる!」と思っていると、隆太くんが「ここで待ってて」と言うと、俯きながらチケットを3枚受け取り足早に戻ってきて照れくさそうに「恥ずかしかったわ~」と言いながら私達に渡してくれました。
盛り上がっる集団を尻目に3人で「やっと自由の身だわ~」「じゃあ早く滑りに行こう」と笑いながら話していると、小島よしおが、「みんな準備オッケー?もしはぐれた人居たら、皆でフォローね~!オッケー!」と大声で言いました。
3人は固まりました。
ゆうこりんは「自由に滑れないの…」と小声で言いました。隆太君も「マジかよ…」と呟いています。
私達3人は集団に少し遅れながらゴンドラ乗り場に向かいました。