09/09/28 01:59:07
真希と自分がパークに入ると少し遅れて、雪塗れの王様がやってきました。
そして息切れをした声で、『お・女のくせに…な・なかなかやるじゃねーかよ』と首を傾げた真希に言い寄りました。
『俺はジャンプ専門だから久々のフリーランで調子でねーんだよ』と負け惜しみを言います。
パークには数人の順番待ちの人達が居ましたが、王様は先頭へ割り込んで行こうとします。
すると突然、普段は大人しい真希が『みんな並んでるんだよぉ!ちゃんと順番守りなよ!』と大声で注意しました。
周りの人達は、華奢な女の子が、いかつい男を注意する姿に驚いています。
王様もビックリしてキョロキョロしながら『うるせーなぁ!わかったよ…』と、精一杯強がっていますが、明らかに動揺しています。
真希→雪男→王様の順番で並んでいたので、自分は真希に『一発目何する?』と聞くと『うーん…チェック入れたいから、とりあえずF3かな。でも板走らなかったら緊急インディかも』と余裕の笑顔で答えます。
真希の順番が来て、自分は『あんまり無理するなよ』と言うと『うん。わかった!じゃあ行ってきまーす!』と答え、キッカーに向かって直滑っていきました。
一度エッジを乗せ変え、絶妙なタイミングのオーリーでリップを蹴ると、ゆっくり回転をしながら空中高くに飛び出していきました。
順番待ちの人からは『あの娘スゲー!』『高っ!』と驚きの声が聞こえます。
しかしこの真希のF3テールグラブと周りの歓声が王様を、徐々に追い込んでいったのでした。
すみません。明日仕事なんで、そろそろ寝ます。
つづき(KINGのBIGりAIR?)は後日書きます。
おやすみなさい。