09/01/24 23:52:58
イース4は二つある。
SFC版の~Mask of The Sun~と、PCE版の ~The Dawn of Ys~
舞台はセルセタの樹海。1・2で出てきた女神の正体は有翼人と呼ばれる種族で、
過去に高度に優れた文明を残した。セルセタは彼らが開いた王朝の名で、
有翼人の作り出した太陽の仮面で大いに栄えたが、内乱により暴走。
溢れる魔力によってセルセタの地は樹海となる。
ルタジェンマからこの地を救ってくれとの手紙を受けたアドルは、この地を訪問。
セルセタには最後の有翼人と呼ばれるエルディールを担ぐ闇の一族と呼ばれる者がおり、
彼らと戦いを繰り広げる事になる。
最後は太陽の仮面の力でセルセタの古代都市が復活するも、アドルにより仮面は消滅。
古代都市は闇の一族の野望と共に永遠の眠りにつく。
SFC版は彼らとの戦いの経緯も1・2と整合性を持って書かれており、正史とされている。
PCE版はPCEライセンサーのNECの意向なのか、ハドソンの悪い癖なのかわからないが、アニメ的演出に力を入れすぎ、
1・2で死んだ人間が生き返っていたり、製品のメインターゲットに子供を取り込もうとしたのか勧善懲悪を徹底しすぎ
物語の展開上必要が無い戦いが多かったり、ラスボスが巨神兵だったりと、何だかよくわからない話になっている。
ゲームとして、またPCE性能のプロモーションとしては評価できるが、話としてはあまりよろしくない。
その為アナザーストーリー扱いされている。
ただイース4は、後に続くイース6、フェルガナ、オリジン設定の大元なので、そういう意味ではプレイする価値はある。
また一方でイース1・2はそれ自体で完結すべき物語と言う見方も強く、そのような視点で見ると
イース4はその存在自体が完全な蛇足であり、この設定を引きずった後作に強い違和感を持つプレイヤーも多い。