10/07/04 13:28:54 6TsJ6C3K
なんとかフカビトたちをやり過ごした先に、待っていたのは目つきの悪い兄ちゃんでした。
クジュラ「海都の冒険者が、よもや深都の犬に成り下がろうとはな……。
ってえ? お前らなわけ? よりによって?」
ドロ子「なんかすごい失礼なこと言われた気がする」
金姫「深都の犬……? あぁそういうことね。
クジラさん! ちょっと待ってて!」
クジュラ「クジュラだ。 っておい、どこに行く!?」
☆ ☆ ☆
桃モン「くじらさん、おまたせだよー」
クジュラ「……やっときたか。 で、なんなんだ?」
ツインテ「なあに、クジャクラさんのリクエストに答えようと思ってね」
クジュラ「リクエストなんかしてないっつーかお前わざと間違えてないか?」
黒姐「それじゃあとくと味わいな。 深王に頼んで借りてきた、犬耳&しっぽセットをな!」
クジュラ「ちょっと待てぇ! 何考えてんだよあのオッサン!?」
姫忍「あんたこそ、いきなり犬とか言うし、変態レベルではドッコイじゃないの?」
クジュラ「違う! そーゆー意味で言ったんじゃない!
と言うかああ言われてそういう発想になるってそっちのほうがよっぽどヤバいぞ!?」
ドロ子「まあとにかく、とくと味わうがいいよ。 そーれ掟破りの7人リミット! 名付けて犬っこ大合唱!」
金姫(犬耳しっぽ)「いくよ、せーの!
わふーん!」
桃モン(犬耳しっぽ)「わんわん!」
ツインテ(犬耳しっぽ)「わ、わぉーん!」
黒姐(犬耳しっぽ)「わ……わんっ//////」
姫忍(犬耳しっぽ)「わっふわっふ!」
ドロ子(犬耳しっぽ)「へっへっへ!」
ゾディミコ(犬耳しっぽ)「くぅーん、きゅーん!」
クジュラ「………………」(←頭を抱える)
クジュラ「わかった。 よーくわかった。 もー行っていいよお前ら」
姫忍「ふっ、口ほどにもない。 えーと……あれ? 名前なんだっけ?
まあいいやとりあえず汚い手で気安くおひいさんに触んなよなこのクソ男」
クジュラ「おい、こいつ斬っていいか!?」
ドロ子「それは許可できないなぁ三白眼君!」
クジュラ「無視だ無視!」
ゾディミコ「じゃあお礼に尻にツララを」
クジュラ「いいからさっさとどっか行け!」
☆ ☆ ☆
クジュラ「あー、やっといなくなったか……」
シン「行かせて良かったんですか? っていうか私の出番は……」
クジュラ「良くはない。 だが、あいつらなら、姫に危害を加えることはないだろ。
というかぶっちゃけなんかどーでもよくなった。 なるようになれだ。 あははははは」
シン「あの、大丈夫ですかモジャジャさん? おもに頭が」
クジュラ「クージューラー!
あぁ、この何もかもがとことん思い通りにならん現状……もーいっそぶっ壊れろ何もかも」
シン「ああ、ケムクジャラさんがぶっ壊れた……」
クジュラ「クジュラだってんだろうがぁ!」