10/07/04 13:25:18 6TsJ6C3K
ある日、金姫たちは深王に呼ばれました。
金姫「来ましたけど……。 なんですかその格好は」
深王(アロハ)「これか? これは我の考案した新ファッション、名付けて深都ビズだ。
水着の上にアロハシャツを着るという簡単な着合わせなのだが、皆に口を揃えて難易度高いと言われてな」
ツインテ「まあ、そうでしょうね」
ゾディミコ「平然とスクール水着を着てられるあんたの神経に乾杯」
深王(アロハ)「それはこの際どうでもいいことだ、置いておこう。
実はたった今、ミッションを発動した。 卿らにはこれを受領し、遂行してもらいたい」
姫忍「はぁ? ずいぶん勝手な物言いするのね」
深王(アロハ)「勝手と言われればその通りだ。 返す言葉もない。
だが、経緯はどうであれ、ドロ子が卿らに同行しているのは揺るぎない事実。
卿らが望まざるとも、深都に協力してもらわねばならぬ」
ゾディミコ「居丈高な物言いありがとう。 なんで望んでなくても協力しなくちゃならないわけ?」
深王(アロハ)「だってこうでもしないとツジツマが」
姫忍「ストップストップ! それ以上は言っちゃダメ!」
金姫「ええと……、即答はしないでおきます。 少し、考えさせてください」
深王(アロハ)「なに、そう難しいことを頼むわけではない。 卿らならば簡単なことだ。
海都の姫、グートルーネの足型を取ってきてもらいたい。 もちろん素足の型をな」
金姫「え? な、なんでそんなことを……」
桃モン「あしがたって、なんにつかうの?」
黒姐「すっげえ嫌な予感がする……聞いちゃダメだ桃モン!」
深王(アロハ)「うむ、その足型で作ったプリンを食べたいのだよ」
黒姐「案の定だよこの変態!」
深王(アロハ)「プリンがダメならゼリーでもよい」
黒姐「そういう問題じゃないよ! 冗談じゃない、そんな馬鹿につきあっていられるか!
帰るよみんな! 塩まいとけ塩!」
深王(アロハ)「断るならば、卿らの型をとって等身大プリンを作らせてもらおう」
姫忍「ちょ、何それ!?」
深王(アロハ)「簡単なことだ。 宿で寝ている間にコッソリ服を脱がして、石膏でこう、型を取ってだね。
もちろん型を取る前に、ムダ毛は取り除かせてもらうが」
ツインテ「真顔で何言ってるのよこの変態!」
姫忍「私のおひいさんに、私より先にそんなことさせてなるもんかっ!」
黒姐「あんた、いっぺん脳味噌洗濯してきたらどうだい?」
深王(アロハ)「うむ、卿は毛深そうだから、念入りに処理せねばならなそうだな」
黒姐「やかましいわこのド変態!」
金姫「それ変です! 特殊すぎです!」
深王(アロハ)「うむ、もっと罵ってくれ。 可憐な少女からの罵倒ならば大歓迎だ」
姫忍「」
ツインテ「」
黒姐「うちの変態ツートップまでもがマッハで引くか……。
……どうだい、変態同士相通じるものとかあるんじゃないかい?」
ゾディミコ「いや、祭祀殿のフカビトでもあそこまでハイレベルな変態はいないって」
深王(アロハ)「どうしても嫌だと言うのならば、致し方あるまい。
この深都において、卿らの身の安全を保障してほしくば、我の尻を踏みながら罵倒することだ」
ツインテ「あんた脳味噌腐ってんじゃないの!?」
姫忍「このアルティメットド変態!!」
深王(アロハ)「うむ、もっと強く踏んでくれ。 さらに過激に罵ってくれても、我は一向に構わん」
オランピア「……もうだめかなこの深都」
ドロ子(アロハ)「いやぁ、センパイも大変っすね」
オランピア「ほっといてくれ」