10/06/21 00:14:47 m7LMM0Uq
さて、そんなわけでバリ子は今まさに店主さんと対面してるわけなんだけど
いざとなるとやっぱり恐怖で足がすくんじゃうんだよね。
それでも勇気を振り絞って手紙を渡すんだけど、そういえばバリ子は手紙の内容を知らないんだ。
そのことに気付いて不安になるも時既に遅し。
店主さんが手紙に目を通し始めてしまったんだ…。
店主「ふむ、『あなたの全てを私にください。代価として私の全てをあなたに捧げます』とな」
バリ子「ピニャーーーッ!?」
店主「しかし、お主の気持ちは嬉しいんじゃがのう、
おいそれとワシの全てを差し出すわけにはいかんのじゃ」
バリ子「えっ、そ、そうなんですか?それじゃあ、仕方ないですね!」
思いがけない返事に、バリ子もようやく生きた心地になれたんだよね。
取引不成立なら、バリ子の体が危険に曝されることもなくなるんだもんね。
店主「じゃがお主の気持ちを踏みにじるわけにもいくまい。
せめてお主の全てだけは頂いておこうではないか」
バリ子「なんでそうなるんですかーっ!?」
でもやっぱり危険に曝されちゃうんだよね。
店主「ふふふ、よいではないか、よいではないか」
バリ子「ひにゃあああああああ あ あ あ あ あ あ あ あ あ
結局、またしても店主さんに服を剥ぎ取られそうになったんだけど
辛うじて下着だけは死守して逃げ出すことに成功したんだよね。
でも人通りのあるうちは下着姿で町中を歩き回るわけにもいかないわけで
結局、人通りのなくなる時間まで路地裏で震えて過ごす羽目になっちゃったの。
ようやく自分の部屋に戻って服を着ることができたのは、深夜になってからのことなんだよね。
バリ子「…へくちっ」
凸パイ「バリ子ちゃん、大丈夫っスか?」
赤モン子「ヒールいる?それともリフレッシュ?」
ゾディ子「…それとも、お風呂?」
紫姫「こんな時間まで裸同然でいては、そうなるのも無理もないかの」
姫忍「えっ、バリ子ちゃん、こんな時間まで裸で店主さんと・・・///」
バリ子「ち、違っ!」
バリ子の受難はまだまだ続くんだよね。
ぶっちゃけ翌日のことなんだけど
ママさん「オウ、お前さんがた。聞いたカ?」
バリ子「なんです?」
ママさん「昨日のコトなんダガナ、この町に痴女が現れたらしいノダ!」
紫姫「ほう、それは詳しく聞いておきたいのう」
ママさん「なんでも下着姿の女の子がナ、
奇声を発しナガラ路地裏へ駆け込んで行ったらしいんダナ!」
バリ子「ピニャーーーッ!?」
ママさん「ソウソウ、そんな感じだったらしいゾ!」
すぐに路地裏に駆け込んだはずなんだけど、やっぱり見られちゃっていたんだよね。
ちなみに痴女報告はもう一件あって、そっちはビキニ姿の女の子が
昼間から虚ろな目でハァハァ言いながら町中を徘徊していたらしいんだ。
同じ日に2人も痴女が現れるなんて、世も末だよね!
ファラ子「ハァ…ハァ…」
紫姫「・・・む。いかん、ファラ子のこと忘れておったわ」