10/06/15 21:37:06 cytGEFdy
頭領「おつかれさまでござる」
金姫「おつかれさま。花火の件は無理言って悪かったな」
頭領@エールぐびぐび「大したことないでござる。本体さえうっかり打ち上げなければ
どうということはないでござる。うむ酒がうまい」
金姫@ぶどう酒ぐびぐび「汚いなさすがシノビきたない」
頭領「ほめ言葉として受け取っておくでござる。しかし金姫も酒をたしなむとは思わなかったでござる」
金姫@赤ワインおかわり「今の私はいち冒険者だからね。しかし私も頭領が酒飲めるとは知らなかったよ。
主に仕えるシノビは一切酒を口にしないってどっかで聞いたことあるから」
頭領@エールおかわり「拙者も人間でござる。次の日がフリーの時くらい酒は飲んでたでござるよ。…しかし」
ファラ子「…う~ん…むきゅ~……」
頭領「…弱いでござるな。ハチミツ酒2杯でこれでござるか」
金姫「気の毒な事したねぇ…」
頭領「ところでウォリ殿のことは良かったのでござるか?雰囲気は良かったのに」
金姫「(グラスを置いて)頭領は私がこのギルドで冒険をしてる理由はわかるか?」
頭領「う~ん…拙者と同じく見聞を広げる為でござるか?」
金姫「それもあるけど……一番の理由は王宮の決められた道を走る生活が嫌になったのさ。
王族であるための英才教育、話し方やしきたり等の矯正、社交ダンス、
そして国の都合で勝手に決められた心通っていない相手との政略結婚…全て捨てて飛び出したくなったのさ」
頭領「ウォリ殿ならば金姫殿が飛び出しても運命を切り開ける力があるんではござろうか?」
金姫「ウォリは私の強い部分に惚れてたんだ。国や家や親、しがらみにおびえる私を見れば失望するだろう。
この旅で私は背負うものの多さに気づいた。それに……先日振っちゃったし」
頭領「なんと…しかしまだ間にあうのでは…」
金姫「(ゴトン!)未来に別れることがわかってて付き合うのか!?好きなひとにそのような悲しみを味あわせるくらいなら
今振っておいた報がまだマシさ。…背負ってたものが、あまりに大きすぎた…」
頭領「………拙者は…」