【厨弐病】世界樹の迷宮脳内妄想設定スレ 第3階層at POKECHARA
【厨弐病】世界樹の迷宮脳内妄想設定スレ 第3階層 - 暇つぶし2ch270:や、つか、名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/20 01:15:32 pMd2QbuL
パイレーツ2/:カレン
ブルーの元同僚。海賊団壊滅の際には別件で出ていた為助かる。
ギルドで唯一ブルーの本名を知る女でもある。
ブルーの活躍を耳にし、ハイ・ラガードに居るはずの有名ギルドがなぜアーモロードに居るのかと不審に思いやってくる。
来てみればブルーを名乗っているのは元同僚のヘタレ。
面白がってブルーに加入する。
性格は一言でいって猫っぽく、気まぐれ。
ただ、長年突剣の使い手として生きてきたため、その技は非常に優れている。
ブルーの泣き所にして、ある意味ギルド最強の人。
ちなみにカレンという名前も偽名で、ブルーにしてみればお前が言うな状態。
世界樹攻略後も海都に残り、三角関係をニヤニヤしながら眺めている。
余談。
三角関係はグダグダで決着つかず、結局二人ともブルーから離れていくことになる。
それでも彼女はニヤニヤしながらブルーの傍にありつづけた。

ウォーリア4/:クリス・カーティス
アーモロードで最も強いとされるギルドの戦士に憧れた少女。
恵まれた体格で、槌を手にあらゆる敵を粉砕する姿は圧巻の一言。
才覚に溢れ、純粋な戦闘能力だけならもう一人の戦士であるラウル以上。
ただ、本人は一言でいって頭が残念な人。
後先考えず、力技で困難を乗り越えられると思っている。
フルフラットとの大きな違いは経験の差。
フルフラットは豊富な経験からどこなら力技でごり押し出来るかわかっている。
クリスはただ目の前を槌でぶっ叩くだけ。
その癖最後の一線で女の子らしく、他人の恋愛ごとの話に目が無い。
ブルーをめぐる三角関係ではシュクの私見に興味津々で聞き入っている。
なお、本人もこれは、と思った男にぶつかっていくが、いつも砕けている。
因みに脳天気に三角関係の真っ只中に飛び込んで、メンバーをひやひやさせたこともある。
世界樹攻略後は少しは大人になったと見せかけて、結局最終的に力任せなところはあまり変わらなかった。
深都をホームに強敵との戦いに胸を躍らせているようだ。

271:や、つか、名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/20 01:19:46 pMd2QbuL
ショーグン1穴/ファーマー:アマネ・オオギ
神剣天十握剣(天羽々斬)を現代に伝える一族の末裔。
カタカナと家事一切の苦手な農家出身。基本的に不器用。酒豪。
他人に対してはポジティブな意見が言えるが、自身のこととなると極端に臆病になる。
明るく振舞ってはいるが、その実無理矢理にそうしている部分もある。
とはいえ、やっぱり田舎者なため、素朴で真面目ながら普通に明るい青年。
だったのだが、長年の戦いの旅の中すっかり目つきが悪くなる。
かつて布都御魂(偽)を伝える家系の巫女姫らと共闘。
天之逆矛の担い手を相手に、世界の存亡をかけた戦いに辛勝。
その黒幕の魔術師を追い海を渡る。
無事その魔術師との決着を付けた後、アチコチで『天十握剣(天羽々斬)』が作られている。という噂に驚愕。
慌ててその真相を探ろうとアーモロードへ。アヤカの勧めもありブルー入り。
最大の目的を果たした為少しだけ丸くなったものの、それでも長年戦い続けた戦士の風格はまだまだ健在。
世界樹攻略後は、天羽々斬の存在を見極め、自分達が祀る御祭神とは違うと認識。
心置きなく実家へ戻り農家になる。

ファーマー2/プリンセス:ユイ・ミナト
目的を果たしたはずなのになかなか帰ってこないアマネに業を煮やし参戦。
素朴ながら明るく家庭的な娘。地味。
得意な料理は煮物。その味付けは素朴な田舎風で飾りっ気こそないものの本物。
わりと意地っ張り。アマネを子供扱いする癖に、自身も子供っぽい。
幼馴染でアマネを好きでいるが、そういうことに奥手なアマネが気が付くまでそっとしておくことにしている様子。
収集に、そして何故かつかえる数々の号令を駆使して戦闘にもでしゃばるパワフルお姉さん。
世界樹攻略後は実家で農家として悠々自適の生活をし、幸福な人生を送る。

ゾディアック1/:テラー
知識の凝集を最大の目的とする人物。虚言の語り部。どこかのカースメーカーと似て異なる存在。
三属性の星術を武器に、淡々と樹海へ乗り込んできた。
その実は千年魔女の知識を狙ってきたのだが、自分と同レベルだと知り途端に興味をなくしてしまった。
とはいえ、既にある程度有力なギルドと成長していたブルーに加入。
世界樹の謎を解こうとやっきになる。
誰とも係わり合いを持とうとしない変人だが、エッラがその本性を見抜いて以来、すっかり馴染んでしまった。
テラーは単に面倒がりなだけだった。
世界樹攻略後は、北にあるというもう一つの世界樹を見定めようと旅立つ。

オマケ→URLリンク(77c.org)
もうぼちぼちもともといたスレに、しばらく帰ってないから帰りづらいケド帰ります。連投サーセン。

272:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/20 12:42:52 dQQrWJtD
真EDルートをクリアしたので書き込んでみる。
>>201>>189のその後的な物を。

トーヤ率いる海都組とカルヴィナ率いる深都組は白亜の森最深部で激突。
両名それぞれの討つべき者と乱戦の末(機械の王と白亜の姫君)、これを撃破する。
その後、あわやアシュアリー同士の戦いが勃発するかと思われたその時、周囲の時空が歪み、カルヴィナ・アイビス・シャナが消失してしまう。
何が起こったか確認する事も適わず、残されたトーヤたちも次元の渦に飲み込まれていった…。

…再びトーヤ達が目を覚ますと、そこはアーマンの宿の一室であった。
宿屋の息子から話を聞くと、どうやら町の入り口に倒れていたところを助けられたらしい。
しかし宿屋の息子の口調がどこか初々しい事に違和感を覚えたアシュアリーは街を廻り情報を集める。
その結果、深王と姫が同時に討たれた事で時間の巻き戻しが起こったと言う結論にたどり着く。
…兄妹同士の争いという悲惨な結末を目の当たりにし、言わば「やり直し」のチャンスを得たアシュアリー一行は、今度こそ悲劇を繰り返させない為に迷宮に赴く事となる。

トーヤ 17歳 男性(ファランクス♀・金髪おかっぱ) サブ:ウォリアー。
かつての仲間であったカルヴィナや幼馴染のシャナを失ったことは、彼にとって非常に苦しい出来事であったようで、
一時期は自責の念に囚われていた。
しかし迷宮探索を進め自責の念を振り切ると、星海の欠片と空の玉椀を手に真祖の元に向かう。
理由は彼いわく「兄妹同士が戦うところを見るのは、もう御免だ」。
ちなみに時間が巻き戻る前までは突撃槍をメインに使っていたが、吹っ切れた後はエトリアの頃の戦闘スタイルに戻る事に
全てに決着が付いた後、街を去ろうとする二人を引き止めようとする。
「そんな馬鹿な。俺達がアシュアリーの後任?どういう事だよ、これ…」(羽ばたく蝶亭にて)
「カルヴィナさん…シャナ…俺は、また護れなかったのか…」(アーマンの宿にて)
「あんた達が出て行ったら、残された民は、オランピアはどうなる!?
逃げるのか!人じゃないからって、同じ時を生きていないからって言う勝手な理由でッ!」(真ED)

テニア 女性 年齢不明(17歳前後)(モンク♀・赤毛) サブ:ウォリアー
時間が戻った後、再びアシュアリーとして迷宮探索に乗り出す。
ムロツミの面々を悲劇に巻き込まぬ為、第一階層の時点で真っ先に共闘の申し出を断っている。
前回での力不足を痛感していたのか、猛特訓によって自身の力を高める事に成功する。
真祖を倒した後、深王たちが乗るはずの船のマストを蹴り折り、航行不能にさせた。
ちなみに、時間が巻き戻る前の決戦ではオランピアにトドメを刺している。
「これで…アガタも…カナエも…救われたのかな…?」(オランピアに止めを刺した後)
「悪いけど協力は出来ない。元老院のミッションはあたし達アシュアリーに下された物だからね。
(…それに、あんた達が第二階層に行ったら…)」(第一階層・ナルメル戦前)
「おーっと身体全体が滑ったァー!」(壊炎拳とは名ばかりのキック・真ED)

カティア 年齢不明(17歳前後)女性(シノビ♀・姫忍) サブ:プリンセス
時間が戻った後、再びアシュアリーとして迷宮探索に乗り出す。
クジュラから空の玉椀を受け取ったことで、前の時間軸でオランピアから星海の欠片を受け取った事を思い出し、
第三の道へのきっかけを掴む。
「前は欠片しかなかった。けどこれが両方揃った、という事は…」(王椀と欠片を見つめて)
「親しい者同士が殺し合う…そんな事はもう見たくない。それは私も同じよ、トーヤ」(アーマンの宿にて)

そろそろ出かけねばならんので、続きは夜に。

273:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/23 21:03:36 pZ+LrxO9
>>266と言い>>272と言い、このスレには良い語り部がいる。
深ルートと真ルートクリアしてマガツさん倒そう……!

規制で書けなかったけど、実は>>266のアーモロード編を凄く楽しみにしてた。
期待通りで読んでて目頭が熱くなったよ。ありがとう!

274:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/24 21:55:20 eh4U4a1y
>>266
いいないいな、こいつらが冒険してる姿が浮かぶわ
なんかファーマーのジョン君が良い
何処が良いと言いがたいがなんかイイ

275:272
10/07/25 00:47:19 cHX1Px88
規制に巻き込まれたおかげで後半部が書けなかったでござる


メルア 年齢不明(17歳前後)女性(ファーマー♀・金髪)サブ:パイレーツ
再びアシュアリーとして迷宮探索に乗り出した際、突剣の心得を習得する。
時間が巻き戻る前は主に農具を武器として使っていたが、それではあまりにも火力が足りず、結果的に足を引っ張る場面も多かったため、
本人の「足手まといになりたくない」という理由で、暫くテニアとともに特訓に明け暮れていた。
全てが終わった後、船を航行不能にされ途方に暮れる2人に手持ちの菓子を差し出し、言葉をかける。
「私はトーヤさんの足手まといになりたくない・・・だから、これからは前に立って戦います」(2度目の探索前)
「大抵の問題は、コーヒー1杯飲んでいる間に解決するものだ、って誰かが言ってました。
だから2人も、このお菓子と一緒にお茶でも飲んで、これからの事をじっくり考えてみませんか?
急いだって、何にもなりませんよ」(真ED)

スレイ 20歳前後 女性(ゾディアック♀・紫髪)サブ:ウォリアー
相棒といえるアイビスと再会したのも束の間、敵対していた上に再び離れ離れになってしまった事で
しばらくは非常に荒れていた。時間が巻き戻って暫くは深都側の生き残りであるサクヤ達に当り散らしていたが、
トーヤが吹っ切れた事を目の当たりにし、自分の行いを猛省。以後は真実を追い求める事に全力をつくす事となる。
父にして母なる座との決戦では、彼女のメテオがとどめの一撃となった。
「何故…何故助けられなかった!貴様らが側にいながらッ!」(探索開始前・深都側のアシュアリーメンバーに詰め寄りつつ)
「3人は…死んだわけではない、か。…そうだな、希望はまだある…」
「フカビトの王…お前にも色々あるのだろうが、私達は死ぬわけには行かない!」(真祖との決戦時)

276:272
10/07/25 01:10:40 cHX1Px88
アクセル 年齢不詳(外見では22、3歳前後) 男性(パイレーツ・赤髪おっパイ)サブ:ファランクス
時間が巻き戻った際、喪失していた自身の記憶を取り戻した。
以前のようなちゃらけた口調は消えており、性格も冷静になったが、芯の部分は変わっていない。
表には出さないが、カルヴィナ達三人を助けられなかった事に関しては非常に悔やんでいる。
真祖との決着が付いた後は、何処かに旅立とうとする深王と姫を止める計画を考え、テニア達と共に実行に移す。
「思い出した…そうだ、俺は…そうだったのだ…!」(アーマンの宿:時間が戻った後)
「…言い訳はしない。助けられなかったのは事実だからな、こいつが」(スレイに問い詰められて)
「ここがもし、異なる次元の世界と繋がっているならば…三人は何処か別の世界に飛ばされた可能性が高い。
俺はその手のことに関しては、経験者だからな、これが」(アーマンの宿)
「逃げる事だけなら誰にでも出来る…が、今の俺はやりたくないな、こいつは」(真ED)

サクヤ 17歳 女性(ショーグン♀・黒髪ブシ子) サブ:シノビ
深都側アシュアリーのメンバーの一人で、平行世界のトーヤ自身。
時間が巻き戻った当初はシャナを失った事で非常に取り乱しており、探索に参加するのも怪しい状態であった。
しかし吹っ切れたトーヤに一喝されると、自分が成すべき事を成す為に再び戦列に復帰する。
真EDではアクセルの計画に加担し、最後に船を刀で一刀両断にした。
「シャナ姫!…シャナ=ミア姫!私は、私は一体、どうしたらいいんだぁぁぁぁっ!?」(時間巻き戻り後のアーマンの宿にて)
「主君を死なせてしまう私など、生きている価値もない…このまま、樹海の土となってしまうのがお似合いだろう…?」
「私にも…まだ成せる事が…成すべき事が、あるというのか…」
「薙ぎ払え!海ごと船を!チェストォォォォォッ!!」(真ED)

長々と妄想垂れ流しっぱなしですまぬ。

277:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/25 21:58:31 M334es13
>>276
アホセル!アホセルもとい覚セルじゃないか!スパロボ勢まで受け入れる辺り世界樹マジ懐広いw
しかし逃げる二人を食い止める方法がまた豪快だなw

278:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 01:42:19 DDhwpGBQ
 おーこんな素敵なスレがあったとは!他の人の妄想って面白いよ!
じゃあ自分もアーモロードの楯ゲット記念に書いたものを投稿してみる!
と、そんな調子でえいやっと書いたら滅茶苦茶長くなっちゃいました。
自分が妄想するとひむかいさんの絵のおかげでどこか牧歌的な世界観の世界樹ワールドも
なんだかドス黒くキビシー世界に変わってしまう…反省。
最後は厨二感まる出しだけどどうかごかんべん。


 
 ギルド名『スカルベイビーズ』
 船名  『ラストヘブン』
いずれも命名は後述のヤエガキヒメ。

○ヤエガキヒメ/♀/18歳 (姫2黒・サブファラ)
 八重垣姫。東海の聯合帝國を形成する諸島嶼国家の中でも最も西方、海都寄りに位置する国家の姫。
『八重垣』は有能な行政官でもある彼女の宰領地の名。本名は『五十鈴姫(いすずひめ)』。
西方の文化にかぶれているため、ドレスに板金鎧をまといギルド名も横文字となっている。
髑髏や骸骨の意匠をあつらえた物品を好んで使用。
 非常に豪胆、傲慢不遜な性格で、「わらわにとって人間とは男爵相当以上の爵位を持つものである」とまで言い切っている。
百姓や町人は彼女にとっては同格以上の相手と遣り取り可能な『資産』であり、その姿勢に微塵の疑問もゆらぎもない。
(貴族王族とはそうしたものであり、人権などという言葉がまだない階級社会においてそれは常識である)
ただ、自らに従うものには責任をもって庇護し、己は戦陣に立つという『高貴なる者の義務』意識は大いに持っている。
 一方で彼女の基準での『人間』に対しては非常に純真で爛漫。
帝國皇家の若君との出会いとロマンスを夢見る一面もある。
 自らの領地を統治するかたわら父王の命で海都を初めとする西方の情報を集めていたところ、
アーモロード元老院の世界樹攻略の檄にふれる。
憧れの西方世界への冒険旅行に勇躍し、みずからの領地で腕利きの冒険者を募り海都に出向いて来た。
戦闘指揮官としても相当に有能で、『しもじも』の者たちを徹底的に使い倒すその辣腕で迷宮を次々と突破。
そして深都を越えて中層部に分け入り、深王より機兵の設計図を入手。
ここで彼女の野心に火がついた。
 その機兵をはじめとする深都の技術を聯合帝國皇家に取り入るための供物とすることを思いついたのだ。
彼女は設計図を本国の父王に送り、帝國皇家への打診を依頼。この時父王は娘の婚姻も交渉材料に入れている。
父王との政治的取引に応じた帝國の情報将官ゲンサイが案内する武勇絶倫の若将軍・マレヒト一行を迷宮で殺戮に耽りながら待っていた。
やがてやって来たマレヒトを一目見るなりベタ惚れ状態となり、さらに政略的婚姻の話を聞くと望むところと有頂天で花嫁宣言。
貴族王族の子女は家のための政治的なツール、というこうした時代に、見合い相手に一目惚れ出来た彼女は幸運ではあった。
 こうして彼女はギルドを整理すると、下僕の農民共を引き連れマレヒト一行に合流する。
だが自らのギルド名と船には愛着があったらしく、それだけは使わせてもらう事を押し通した。

『五分の魂、とな?…下賤の誇りに何の意味があるのじゃ?引っ込んでおれ…護ってつかわす』
『フン…供まわり、さし許そうぞ。その方らに生きるに足るしるべ、死ぬに足る戦場を与えてやろう』
『あぁ…この出会いこそがっ…わらわに用意された物語っ…!女と生まれた甲斐があったというものよ!』


279:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 01:43:06 DDhwpGBQ

○ごんべえ(♂) たごさく(♂) よさく(♂) おみよ(♀) おくに(♀) それぞれ16~20歳前後程度 (ファーマー専任)
 八重垣姫にその領地から一枚1エンの赤紙招集令状で徴用された農民たち。
おめでとうございます。
 主力パーティが迷宮で殺戮に精を出す裏で、マップの作成および伐採採取発掘活動に精励、パーティの活動資金を稼ぎ出す事を任務とする。
彼らには姫の領地での実家の完全免税と、ネイピア商会への資材の売却益の1%を取り分とすることが服務契約で認められている。
(会計の詐報告は死刑であるが)
実のところ超重労働と生命の危険に比して完全な搾取なのだが、それでも若年の貧農である彼らには破格の収入のため、喜んで姫に従っている。
パーティの武勇譚を聞きかじり、多少修羅場を踏んだ気になってはいるが所詮採集活動に特化した農夫、戦闘能力は皆無。
 彼らにもそれなりの物語はあるのだろうが、それは大して重要なことではない。
英雄たちの武勲の陰には、必ず無名の者たちの働きがいしずえとなっている―ここでもそれは例外ではない、それだけである。

『わだらばぼうげんしゃーさなるっぺー!』『んだんだ!』
『姫さーのためにはだらぐっぺ』『ん、んーでもあぶねーのは勘弁だぁ』『あんぜんほごーで行ぐっぺー』
『銭コさかせーで父ちゃらさおみやげ買うちゃんべー!』『温泉、温泉!』   
…ああっと!!


○ムツミ/♀/23歳 (ファラ女2金髪・サブシノ)
 岩長睦美(いわなが・むつみ)。ヤエガキヒメの国の末端貴族の娘で姫付きの親衛騎士。
西方にかぶれた姫の趣味を反映して西方風甲冑で西方式の軍事教練を受けていた。
王命をもって姫に仕えており、傲岸な姫に直諫できる稀有な人物。
 しかしながらその言動は非常に古風で堅苦しく、従って身持ちも異常に固い。
皆が温泉や海水浴で肌をさらしても独り完全武装で護衛にあたったほど。
姫には『頼りになるが息が詰まる奴』と思われ、そのあまりの堅物ぶりを後述のユミヒコにからかわれていた。
 戦闘では文字通りパーティの盾役として活躍するが、捨て身の特攻を繰り返すユミヒコを守るため手を焼く。
姫の麾下に戦死者を出すことは姫の名誉を損ねる事、と気を回し、
しまいには忍びの術を学んで分身し、己の片身をユミヒコ専任とする事になる。
そうして奔放無頼のユミヒコに接するうち、自らを縛り鎧っていた固定観念と王家への盲目的忠誠心から次第に開放されてゆく。
それは自分も女であるという自覚、そして押さえつけていた秘めおきし思いと向きあうことだった。
やがて姫に毅然とお役御免を願い入れ、三層の攻略を区切りとして祝福を受けながらユミヒコによりそって旅立って行った。

『姫様なんですかそのお振る舞いは!恐れながら申し上げますが!よろしいですかそも畏くも王家の婦女子たるもの…』以下くどくど。
『この身はとうに王家と姫に捧げているのだ!お前もお前の役目を果たせ!』
『…私が、いないと…お前などすぐにあの世行きだろう?…ま、護ってやると…言っているのだ』


○ユミヒコ/♂/32歳? (バリ男1黒髪・サブウォリ)
 天ノ弓彦(あめの・ゆみひこ)。射術一本で東海に名を知られる凄腕の冒険者。
出自も定かではない孤児で名前さえ無かったため、自ら名乗った。
基本的には自分をただの『極限状況克服マニア』と定義しており、前陣において敵に肉薄・迫撃し、狂戦士の如く荒れ狂うのが彼の流儀。
ヤエガキヒメの募集に応じて初期パーティに参加、姫からは農夫以下の雑民と蔑まれるも凄まじい活躍を見せる。
差別されようが蔑まれようが本人はどこ吹く風で、諸国の戦場を渡り歩く彼にはそのようなものは慣れっこであった。
 短い間にヤエガキヒメに戦闘職人の真髄とも言うべき技と心意気を示し、最後には感嘆の辞を得る。
姫がマレヒトの一行に加わった後は慰留されるも『遠くの海が見たくなった』と姫の麾下を辞し、
思い通わせたファランクスのムツミと連れ立って北へ広がる海に暴れる強大な魔物たちを討ち取るべく旅立つ。
それでも旧パーティとの友誼は忘れていないらしく、海の彼方から各地の戦利品を海都に送り届けてくる。
 やがて空中樹海を探し当て、人が至天の力を得るためのしるべをパーティにもたらし、三竜戦にてパーティに復帰。
死闘の果て人の領域を超える高みへの門をくぐったことを確信すると、
己の限界を極めるためムツミをともなって再び旅立っていった。

『殺られりゃそれまでおなぐさみ…姫もお天道様も照覧あれ、だ!』
『…護ってくれんだろ?命預けた!! 殺るほうは任せな!!』
『また、生き残っちまったかァ。くたばるにゃ良い日と思ったんだがな』


280:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 01:43:54 DDhwpGBQ

○ナナセ/♀/17歳 (モンク女1黒髪・サブプリ)
 叢雲七瀬(むらくも・ななせ)。ヤエガキヒメの領地にある寺院で修練を積んでいた気功士。
寺に伝わる古武術に習熟。それは武器術も含んだ総合戦闘術で、彼女は棒やハンマーなどの長柄物を得意とする。
寺院は王家の菩提寺でもあったため姫とは面識があり、お決まりの赤紙召集令状一枚で強引に連れだされた。おめでとうございます。
 実力はあるが押しが弱い後輩体質で、姫からの酷使に涙目になりながらも頑張って耐える健気さを発揮。
『カラ元気でも元気』が信条でいつも明るく、へばっていてもやっぱり明るい彼女はパーティのムードメーカー。
誰とでも打ち解け仲良くなり、人間関係の潤滑油となる。
その乗りの良さをユミヒコに気に入られ、事あるごとに頭を撫で撫でされていた。
サブクラスの力を得てからは皆の士気を鼓舞する歌声も披露。歩む体に元気と勇気、長時間の探索行での戦闘持久力に大いに貢献する。
 ヤエガキヒメがマレヒト一行に加わった際に主力から外れるも、農民たちと仲良くなっていたナナセは海都に残留。
宿舎に農民ズが作った畑を耕したり、採れた作物や採取した材料で薬膳料理を皆に振舞ったりと、結構気楽な日々を送っている。
だが回復役が特に必要な場合などには呼び出され、迷宮にてこき使われている。

『ま、マジっすか?あたしも行くんすか?』
『うおーもぉ限界ー。…うぅぅ疲れたときにはアムリタいっぱつ!……ぷはーっ!この一杯のために生きてるなーっ』
『今日は…キツかったー…。…明日もがんばろー…』


○ファビウス/♂/26歳 (ウォリ男1黒髪・サブバリ)
 ファビウス・ガルス。ヤエガキヒメの募集に応じた流れの剣術遣い。海都よりさらに西方の蛮地出身。
平民出の冒険者である彼は姫の傲岸さと人使いの荒さに辟易としながら、それでもその卓越した剣技を振るう。
少々とっつきにくい偏屈さを持つ皮肉屋で、冴えない自身の身の上を自嘲ぎみに嘆くこともある。
 だが本人の自己評価はともかく仕事を誤らないその実力は本物で、ユミヒコやムツミも一目置いていた。
フリーランスによくある堅実で安定した戦い方を好み、チャンスを逃さず攻撃を確実に当てるのを信条とする。
ギルドには深都を越え三層の踏破まで所属し、活躍した。
ヤエガキヒメのマレヒト一行合流時点で契約期間満了。更新は選ばず、次なる戦場を求め去っていった。
ユミヒコとは違った意味での戦闘職人、その一典型とも言うべき男であった。

『今度の雇い主は…あー…サイコーの厄介さんだな…』
『仕事はするがね、俺はあんたの家臣じゃあないんだ』
『ここらが潮時かね…ま、命あってのチャンバラ遊びさ』


281:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 01:45:14 DDhwpGBQ
ここからヤエガキヒメを残して第二期のメンバー

○マレヒト/♂/20歳 (将軍男1青・サブゾディ)もとはプリンスね
 磯輪上稀人(しわかみ・まれひと)。東海の聯合帝國・中央皇家の四男。
父帝の命により皇家より軍権を司る将軍家の一家に養子として天降り、皇位継承権はない。
本来皇家の者に姓は無いが今は将軍家の家名を名乗っている。
 聯合帝國中枢は磯輪上・葦原・秋津島の三将軍家に牛耳られ皇家の権力は完全に失墜しており、
マレヒトは今上帝から帝の絶対権力復権の願いを密かに託された。
しかし嫡統を乗っ取られることを警戒した磯輪上家により婚姻はなされず、海軍の一将として前線に放り出される。
帝國の版図は皇家の威令の頽勢にあって混乱気味であり、マレヒトは一揆や謀反の鎮圧、海賊や魔物の討伐で東奔西走。
だが武勲をどれほど上げても中央への報告は握りつぶされ、事実上飼い殺しにされていた。
 元服前まで帝國諜報将官のゲンサイに師事しており、西方で盛んな星術とエーテルの理に通暁。
そのため万事を分解して理論的に配列把握する思考が身についており、極めて沈着冷静。
幼時より罪人などを据え物に試し斬りしてきたため血にも慣れきっており、斬人斬魔の凶気にも理性が揺らぐことはない。
一方で自らの不甲斐ない境遇に対するやり場のない思いから戦場で一騎駆けを繰り返すなど荒ぶる側面も持つ。
 絶え間ない戦闘と鍛錬で練り上げたその武勇はまさしく一騎当千の域。
敵手の間合いと拍子の綻ぶ時空の一点、その特異点に恐るべき精確さで太刀を送り込み、屍山血河を築いてきた。
 ゲンサイから深都の事を聞かされ、機兵の軍事転用と量産とを発案し、海都に乗り出すことを決意する。
表向きはゲンサイの仲介でヤエガキヒメを娶るための見合い旅行という事にして磯輪上家を騙し、人生で初の行動の自由を手に入れた。
世界樹の迷宮においてもその絶塵の剣を縦横に振るう。
 物憂げなたたずまいの美丈夫。 
物静かで礼儀正しい君子だが不動心と分析癖が行き過ぎて『物語』には酔えない質。
だがその誰にでも平等に接する礼節と極めて冷静に狂う事のできる恐ろしさの両面性が、危険な果実のように他者を惹きつける。
 ヤエガキヒメに対しては貴種特有の冷たさで、血統と権威以外後ろ盾を持たない自分が彼女を娶ることでその国を得られるのは
大変有益である、とは理解してはいるが、浮かれる姫には少々引き気味である。
だがその冷たさも、次第に解きほぐれてゆくのであるが―。
 海都と深都の元首たちの関係性を情ではなく理によって察し、それぞれの側近から託されたキーアイテムを手に100年の物語に終止符を打つ。
深王が妹姫と去る際、結んだ友誼の証として深都の技術をある程度譲り受けた。
 そしてさらなる深層、永劫すら潰えた冒険の果て。
―そこで彼は知ることになる。得たものの代償、その重さを。

『陛下の大御心を託されたがゆえ…とは云え…私にも野心が無いわけではないのさ』
『私は自由だ。だから試すさ、自分の力を。何を失い、あるいは踏みにじる事になろうともね』
『…では征こう、善悪の彼岸へ。―我らが父祖の歩んだ道へ』




282:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 01:46:11 DDhwpGBQ

○ゲンサイ/♂/63歳 (モンク男2黒爺・サブゾディ)
 眩斎。これは隠居号。本名・久島甚右衛門武意(ひさしま・じんえもん・たけおき)。
マレヒトのかつての傅役で、その元服後は禁衛に戻り帝の諜報組織を差配していた。
文官ながらかつては剛強の冒険者として海を越え諸国を経巡り、各地の古強者の間に名を知られている。
アーモロードのギルド長や港の管理官とも面識があるらしい。
 現在も年齢を疑うほどの鋼の肉体を維持しており(本人曰く腰から下は17歳らしい)、
幾多の戦いを重ねながらその身にひとつの疵もないことから『不壊金剛(ふえこんごう)』の渾名を奉られている。
 今上帝のマレヒトに託した願いを察しており、それに乗る形で
自らもその器量を見込んだマレヒトの軍師として東海を制覇する野望を胸に秘めている。
ヤエガキヒメの父王からの娘の皇家嫁入りの願いと深都の情報を受けてその野心を発動。
マレヒトと他の侍臣らを本心は語らず巧みに説き伏せとりまとめ、海都に乗り出してきた。
 あざむきくらます、という『眩』の字義の通りどこを取っても食えない老爺。
若年のパーティメンバー達を騙し欺き、剽げたりおどけたりなだめすかしたり、自己韜晦や老人性痴呆のふりすらして自在に操縦する。
普段は飄々として皮肉の効いた諧謔で若年者の会話に突っ込みを入れているが、
そのかたわらで鍛え抜いた拳足をふるい魔物を殺戮する事も忘れない、様々な意味で危険な拳士にして策士。
 パーティでは『老師』『じいさん』『hage』などとよばれ、表面上それなりに親しまれている。
だが彼の本音の部分は至極冷たい。身分や人種などに関わりなく、『他者は道具』『ヒトはゴミ』と思っているようである。
それはしょせん己も誰も死を定められた諸行無常の儚き人の身、という諦観があるからであったが―。
 ―ではもし、ヒトを超えられるなら?
自らを機兵に作り替え宿敵との戦いに100年を費やした深都の王を見、
フカビトの力を得て同じく100年の時を老いずに永らえた海都の姫を見、また真祖を倒し『魔』の樹海に足を踏み入れるに及んで、
次第にその心の最もどす黒い部分を肥大化させてゆくことになる。
―『魔』の力を欲するほどに。

『駒は揃った。フォッフォ、御しがたい者ほど転がすのが愉しいもの』
『先達はあらまほしき哉。あのじゃじゃ馬姫も異境の案内程度には使い出もあろうかよ』
『さて、若。娶られなされ。情けをかけてやればおなごは喜んで死兵となりますからな。盾は多いほどよろしい』



283:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 01:47:47 DDhwpGBQ
○アワユキ/♀/17歳 (将軍女2黒髪・サブパイ)もとパイ
 磯輪上淡雪(しわかみ・あわゆき)。マレヒトの天降った磯輪上将軍家の七女。
磯輪上家はもともと聯合帝國の開闢のころ皇家に従って東海を転戦した当時最強最悪の海賊集団を祖としている。
そのため基礎勉学を終えると海軍に入り昇進をかさね、今や若くして一将としてその剣を振るうに至った。
船上という不安定な足場で自得した我流の剣術は精妙の域に達しており、瞬速無形の凄まじい冴えを備える。
 上の姉達は夭折するか輿入れが済んでいるため、アワユキは本来天降ったマレヒトに娶せられるはずであった。
マレヒトの前線での戦ぶりと平時での仁慈の姿に恋心を抱いていた彼女だったが、
当主の意向で婚姻が潰え、マレヒトを『義兄上(あにうえ)』と呼ぶしかなくなって悶々としていた。
ゲンサイにマレヒトの見合い話を聞かされて居ても立ってもいられなくなり、家も軍もほっぽり出して義兄の一行に同行する。
 普段は凛然剛毅、さっぱり思い切りのいい気性の少女なのだが(ヤンキー気質ともいう)、
どうも義兄の事となると心穏やかではいられなくなってしまう。
そのためヤエガキヒメとは何かと対立するが、それはむしろあけすけに義兄に迫る姫に自分にはない強さを感じての羨望から。
肝心のマレヒトからはいまのところ元気な義妹としか思われていないことも分かっており、踏み出せない自分に苛立つ日々を送る。
 戦闘ではかつて幾度も戦場を共にした間柄、鬱憤を晴らすように義兄と絶妙の連携を生き生きと行う。
その攻勢は苛烈で、ただ二人で魔物の大群も瞬く間に殲滅し去るほどのもの。
だがそんな武者振りも、真の勇気を持たない自分への焦りの産物なのかも知れなかった。
 やがて旧友との再会を経て無垢な獣使いの少年の心に触れ、
冒険の果て100年の時を超えついに心通い合った海都と深都の兄妹を見て勇気を振り絞り、義兄へ思いをぶつける覚悟を決めることになる。

『義兄上。アニウエ、あにうえ、か…。あなた、と呼べる日は来るものかな…』
『オラァァァボケ姫ぇっ!お前義兄上にくっつき過ぎなんだよ!首と胴体泣き別れにすンぞぐるあああ!』
『妹…だけど、…おんな…です』


○オニマロ/♂/16歳 (ウォリ男2金髪・サブパイ)
 鬼麿・ランヴァル・エデルスバッカー。極北地方からの移民と帝國人との間に生まれた混血児。
北方人の父親は腕利きの漁師だったが出稼ぎの遠洋漁に参加して勇魚ペンドラに挑み、帰らぬ人となった。そのため一家は極貧の生活を送る。
そんな中成長したオニマロは家族を食わせるために聯合帝國海軍に入隊。
一兵卒として働いていたがその戦ぶりがマレヒトの目に止まり、特に請われてその麾下に編入される。
閉塞的な境涯にあったマレヒトからは死線を共にしたオニマロら部隊の戦士たちは全幅の信頼を寄せられていた。
今回マレヒトの海都行きに供を命じられ、特に喜び勇んで従って来る。
 その容貌は混血ゆえの豊かな金髪に白い肌のなかなかの美少年。
下層民の出であるためか歯に衣着せぬ暴言を乱発するが、理ではなく直感的に物事の本質を捉える勘の良さをもっており、
それがパーティの行動にいくども良い結果をもたらす。
マレヒトを「大将」とよぶほど慕い、常に側に従っているが、そのせいでヤエガキヒメからはマレヒトの稚児小姓だと思われている。
(姫本人は夫となる男が両刀遣いだったとしても問題ないようではあるが、
 オニマロを寵愛をめぐるライバルと認識しているようである。迷惑な勘違い)
 趣味は釣り。たまにふいにいなくなっては漁を楽しんでいる。
父の最期の経緯ゆえかいつかペンドラをおのが手で仕留めるのが密かな夢であるらしい。
生い立ちのせいで金銭に厳しく、ネイピア商会での店主との値切り交渉はパーティの名物と化している(値切れたことは一度もない)。
 その敏捷性には天性のものがあり、やや小柄で細身の体躯にあわせて突剣を巧みに操り、
やがて影すら見えぬほどの連撃で巨大な魔物をも穿ち貫くほどの使い手に成長してゆく。

『‥大将の行くトコならどこだってついてくよ、地の底でも、海の果てでも。でもあのトンチキ姫が一緒なのは、ちょっとなぁ』
『見てろよダイマオウイカの野郎!今度という今度こそてめえは晩飯の刑だ!』
『なぁじいさん。…あんた、外道だろ?それも極め付きのド外道だ。そういう顔してるぜ』

284:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 01:48:42 DDhwpGBQ
○シシマル/♀/13(?)歳 (ビーキン男2青獣面・サブモン)
 獅子丸。高山と密林地帯を往来して生活する流浪の民、そのトーテムを操る家系の少年。
彼の部族は常民と交わることなく暮らしており、自然に溶け込む生活はなに不自由無いものだった。
が、『外界』への抑えがたい好奇心、そのもっとも人間的な衝動に抗えず出奔。
流れ流れて海都にやって来たところをヤエガキヒメに拾われる。
彼の名前は発音しづらいものだったため、最初の戦闘で巨大な獅子を呼び出したことにちなんでゲンサイから『獅子丸』と命名された。
 初めのうちはとにかく人間社会の事柄が全くわからず浮世離れしており、『うまい・まずい』『気持ちイイ・悪い』が
価値基準の全て。だが頭は相当良く、片言の言葉もすぐに流暢なものに変わった。
ヤエガキヒメになついており、その無垢な好意は彼女の身分階級・差別意識といったものの虚しさを省みさせるきっかけとなった。
オニマロともすぐに打ち解け、主に少年らしい悪ぶった知識や覗きなどの微エロ行為を学習。
マレヒトやゲンサイには各地の古典や神話伝承を学び、それに基づいて呼び出す獣たちに凝った名前を付けるなどしている。
(獅子王=グラオーグラマーン、大ガラス=フギン/ムニン、など)
何気ない言葉でアワユキの背を押すことにもなる。
蝶亭ではママに抱っこされ、宿では少年と花輪を作って遊び、ギルド長の髪を三つ編みにしたり、
港で魚を貰って獣ともども漁師たちと宴会したり、ネイピア商会においてすら店主に餌付けされるなど、アーモロードの町でも可愛がられる。
それは好きなものを好きといい、知らぬものを知らぬという、純粋さ―
誰もが初め持っていて、そして社会に関わるうち誰もが失ってしまうもの。シシマルはそれを、皆に思い出させるからだった。
 戦闘では後陣にあって獣達を呼び出し使役するかたわら、気功術の支援で活躍。とりわけ獣達は冒険の終盤で強力な戦力となる。
迷宮も大詰めの六層後半、何者かの闇討ちによって重傷を負ったオニマロを手当てするとその思いを託され、
先行したパーティを追って『魔』との最終決戦に駆けつける。

『ヒメはキゾクだからエライのか?んー…キゾクってなんだ?え?オーゾク?…トーゾクのナカマか?』
『おれも、戦うよ。ヒメが好きだから。みんなが好きだから』
『あいつだ…あいつのにおいだ!これは…邪悪なニオイ!』


285:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 01:49:29 DDhwpGBQ
○ガルネリウス/♂型/0歳 (アンドロ男1銀・サブウォリ)
 汎用人型戦闘機兵試作壱号機。姫のもたらした設計図をマレヒトとゲンサイが試行錯誤のすえ改良し製作された。
いにしえの名弦楽器の名を冠したこの命名はヤエガキヒメによる。
ちなみに彼女はゲンサイを無視して『マレヒト様との初めての共同作業じゃ』などと浮かれていたらしい。
 この型の機兵は他の同型機とのエーテル同調機関の試作型を搭載しており、
それはマスターの精神感応制御によって複数の機体をあたかも一個の生物のように機動させるものである。
 だがこの壱号機は個体レベルでの自律的戦闘機能の検証とデータ収集・経験蓄積のため仮の自我を与えられ、パーティに加えられた。
暗視機能や抗体システムなども実験的に装備され、また限界攻撃能力の検証のため動力炉を常にオーバーヒートさせており、
兵器として最も重要である安定性をある程度無視している。
 性格デザインは自分にもやらせろ、と口を出したアワユキが担当したため行き過ぎた軍人気質となっており、
上官の命令に極めて忠実に服従するが、同時に時折下品な言葉を使用するようになってしまった。
 巨大な戦槌を枯れ枝のように自在に操るパワーはさすがに人間以上で、戦闘経験蓄積により絶大な攻撃力を発揮。
パーティメンバーからは面白い奴と可愛がられ、人ならぬ機械の身ながら頼もしい仲間、と信頼を受ける。
 真祖との決戦で危険領域を超えた極限機動で猛攻を仕掛け、大打撃の代償にもはや修復不可能なほど大破。
勝利ののち皆に敬礼をもって見送られ、その役目を終えた。

『サーイエッサー!』
『サー!自分はあのファッ○ン人面魚ども(※)をコマ切れのサシーミにするであります!サー!』(※フカビトの事)…お前の武器は槌だろう。
『サー!自分は任務を全うし、物言わぬ機械に戻ります!自分のこの記憶は消去され、揮発するのでしょうが…、自分は忘れません!
 論理的に破綻しておりますが…忘れません!…さらばであります!サー!』

 このガルネリウスの活躍を元にヤエガキヒメの国でさらなる発展改良版が模索され、様々なバリエーション機も開発。
世界樹よりもたらされた機械に人格を与える回路を廃し、シンプルで無機質な殺戮兵器としてその純度を高められてゆく。
やがて完成したエーテル同調並列機動機兵師団は、しばらく後に勃発する聯合帝國統一戦役で猛威を振るう事になる。


○ウツミビ/♀/17歳 (シノビ女2黒髪・サブファラ)
 埋火。帝國皇家に使える忍家の下忍で、ゲンサイの手下として働くくノ一。
パーティに参加はせず、ゲンサイの密命をうけてヤエガキヒメの父王との連絡役や迷宮における特定の脅威の排除、
クエストにおけるライバルとなりうる他ギルドの妨害やその主力の暗殺などの任務を淡々とこなす練達の術者。
またゲンサイの閨に奉仕する情婦でもある。
 彼女の一族はすべてゲンサイに丸抱えされており、絶対の忠誠を誓っている。
その植え付けられた忠義は病的とすらいえるほどで、命を捨てることにも一切の躊躇がないほど。
 彼女本人は都合の良い駒として扱われるその境遇にいい加減倦んではいるが、忍びとしての己の働きは一族の浮沈に関わるため、
すべてを諦めてゲンサイに従っている。その状況を変えられるなどという発想自体できなくなってしまっている。
 パーティメンバーの前では狐面で素顔を隠しており、忍び装束と相まってゲンサイの使う密偵としか思われていない。
だが唯一アワユキとは幼時に共に帝都で遊んだ間柄、動きの癖から正体を看破され、妙な形での再会に喜びを分かち合う。
他者の道具として生きるウツミビには任務の合間の旧友との短い会話の時間だけが、自らの人間性を確認できる時間となった。
そのためアワユキの参加している場合の主力パーティを陰から補佐するようになる。
 そして最終決戦。陰始末に徹してきたウツミビは初めて自分の意志で表舞台に立つ。
そして彼女は望むものを手に入れる―しかるべきものを代償に。

『この力も技も、からだも魂さえも、私のものではないの』
『忍ぶ、とはね…己の心に刃を突き立てる…己を殺す、という事よ』
『…気にしないで…いま…私は生きていた。今度はあなたの中で生きるの。私の抜け殻は…そう、眼を、閉じる…だけ…』


286:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 02:10:10 DDhwpGBQ
◎ラストエピソード
 永劫すら潰えた冒険の果てに、スカルベイビーズ主力・マレヒト、ゲンサイ、アワユキ、シシマル、ヤエガキヒメは
ついに昏き海淵の禍神を打ち倒す。
決戦への出立前に何者かに襲撃されたオニマロの容態は気がかりではあったが、
ともあれ満身創痍ながら犠牲者をださすに済んだ幸運を喜ぶメンバーたち。
武具を収め、地上への帰還へ掛かろうかとしたその時―。ゲンサイに異変が起きていた。
 ゲンサイは消滅しつつある禍神の組織を喰らっていた。
あまりの事に驚く皆の前で、その鍛えられた肉体がおぞましくも禍々しく変化してゆく。
そうして増殖したかつて禍神の組織に己を喰らわせ、また喰らい、もはや原型を留めぬほど凶悪な、
魔人とも言うべき姿にその身を変じるゲンサイ。
 ゲンサイは八本の禍神の触手を叩き潰した際、その組織の一部を持ち帰り、研究・実験の材料としていた。
オニマロはそれを目撃しマレヒト等に報告しようとしたため、ゲンサイに討たれたのだった。

 魔人の拳が閃いた。アワユキを狙ったそれは、彼女をかばうように飛び出した影に突き込まれていた。
血と臓物を撒き散らして吹き飛ぶ人影を受け止めたアワユキたちを、魔人はあざ笑うように睥睨する。
それはウツミビだった。ゲンサイの道具として生きてきた彼女は、その最期に主に自分の意志で逆らい、旧友を救ったのだった。
かつて老拳士だった魔人は、望みを滔々と、満足気に語る―老いて死ぬ儚き人の身を超え、不滅の魔人として世界を闊歩する―
―そして東海を我が物とする―と。
 もちろんそんな事を許す訳にはいかない。
ウツミビのなきがらを前に、マレヒトたちは動かぬ身体を剣を支えに立ち上がり、今度こそ正真正銘最後の決戦に雄叫びを上げる―。

 戦いは激烈を極めた。むろん、万全な状態で望むのなら、この魔人は禍神程の絶望的な脅威ではなかっただろう。
しかし今はその死闘を経たボロボロの状態でアイテムも底を尽きかけている。条件は最悪だった。
 いつ果てるともしれない死闘―魔の力を得て凶悪さを増した魔人の拳技と触手は、容赦なくかつての仲間を打ちのめしてゆく。
獅子王は地にうずくまり、精根尽きたシシマルは力なく横たわる。
残った三人ももはや限界をとうに過ぎていた。もう一撃も耐えられない―絶望が心の地平を覆いゆく。
魔人の凶拳がマレヒトに繰り出されたその時、絶体絶命のその一撃は彼の盾となったヤエガキヒメに叩き込まれた。
人が人を倒すために練り上げ研鑽練磨された拳による突き、その技は『魔』の力を得て恐るべき威力となっていた。
甲冑を紙のように穿ち貫かれ、鮮血を吹き上げるヤエガキヒメ。だがその顔には憐れむような笑みが浮かぶ。
『哀れな奴よ。そちは弱いから、力に逃げこんでヒトをやめたのじゃ。わらわを見よ。まこと強き者をしかと見よ。
 愛する者のためならば、笑って死ねるこのわらわを!ここで我らを倒しても、そちは未来永劫負け犬じゃわ!』
吠える魔人は、姫をボロ屑のように投げ捨てた。
 魔人に生まれた一瞬の隙に、怒りと悲しみに滾るアワユキの剣が疾る。
次々に打ち込まれるその瞬速の剣に、マレヒトが絶妙の呼吸で追撃を決めてゆく―。

 四分五裂し、虚空に爆散する魔人には目もくれず、マレヒトとアワユキは血の海に沈む姫に駆け寄る。
姫の身体は甲冑の中でグシャグシャに潰れていた。誰がどう見ても助からない。
断末魔のヤエガキヒメにマレヒトに思いを告げ、ずっと側にいてほしいと願った。
―ともに東海へゆこう、東海を制覇するのは姫の力が必要だ。そう、我が后として―。
それは死にゆく者へのはなむけだったのだろうか?それとも彼の本心だったのだろうか?
姫は笑って眼を閉じた。
 シシマルと獅子王を保護すると、冷たくなってゆくヤエガキヒメを抱きかかえ、マレヒトたちはアリアドネの糸を閃かせた。


287:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 02:11:17 DDhwpGBQ
◎数年後
 将軍家の相争う東海の聯合帝國の海域に、見慣れぬ艦隊が出現していた。
その旗艦には魔神斬りの長剣を腰にたばさんだ美丈夫が立ち、指揮を執っている。
左右を黒髪の女将軍と金髪の青年士官が固め、後ろには巨大な獅子を従えた青年が控えていた。
そこに艦橋から、優美な曲面装甲を煌かせた細身の人影が歩み寄ってゆく。その身体は明らかにヒトのものではない―。
『潜水艦隊、展開完了じゃ』
人影は王冠を戴いた巻き毛をひるがえして美丈夫の傍らに立った。美丈夫は微笑みを返しながら応える。
『よろしい。…では征こう、善悪の彼岸へ。―我らが父祖の歩んだ道へ』

 この日、帝國西方の国家より発したこの艦隊は、総指揮官『海照國照暁天帝(あまてらすくにてらすあかつきのすめらみかど)』の
名のもとに帝國中枢部の将軍家に宣戦を布告。
その麾下のエーテル同調並列演算機動を可能にした機兵師団を中心に編成された軍団と、深都の気密技術を転用した潜水艦隊を展開。
 この瞬間こそ後世、東海の人々から『征海の来訪者』と称されるこの征服者の、苛烈を極める征旅の始まりだった。
それは膨大な人々の血を飲み込み、将軍家の全てが族滅され、聯合帝國が再統一されるまで続くことになる。


 これでおしまいでス。最後はやりたい放題超展開でした。うひー。
連投失礼しましたー。さて四週目いってみよう。

288:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/26 23:31:04 HhJhDw2x
>>287
濃いなwいいぞもっとやれ
PTメン殆ど和テイスト(?)ってのも珍しい
裏ボスの後仲間が真ボス化ってのも新しい

傍若無人な姫君が憧れの王子様の前ではただの恋する乙女ってのがまた。

289:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/27 04:54:22 lhy6/fZG
一部、設定考えてないキャラがいるけど、設定あるのはざっとこんな感じ。

ギルド:ダスクローズ
船:ジェイロス


・レスカ 金ファマ男
ギルマス。かつて、無人島に漂着して数年で超有名な農場を作った凄腕のファーマー。有名になりすぎて静かかつ平穏な生活ができなくなったので島を脱出、また嵐により船大破。今度はアモロに着いた。
海に出ると嵐に見舞われる超不運な人だが必ず生きてどこかに着くので実は幸運かもしれない。
なんか農場とか言ってるような場所じゃなかったから、その場のノリでギルド作って世界樹に挑むことにした。
でも、元が農民だし戦闘に向かないから採集ばかりやる。作物を作って売ってその稼ぎで生活するのは農民の基本だそうだ。作ってないけど。

・ヘロル 地味ゾディ男穴
サブマス。元いた国では星術の失敗により様々な物を壊しまくって多額の借金を抱えていた。
夜逃げする時、通りすがりの船に潜りこんだら(※密航)アモロについた。見知らぬ土地に来れた、ラッキー♪くらいの気持ちで歩いてたところ、レスカにギルドに勧誘されたから入ってみた。
本人のこだわりで弩装備によるバラージしかしない。星術を使わない理由は優秀すぎるから(本人談)。実際のところは威力は超一流のくせに絶対に的に当たらないから。弩なら当たる。
そして本人は弩の見た目が好き。ならバリになれ、何でゾディになったと訊かれると装備(羽)が気に入ったからと答えるのが常。この二つの装備持つのが大変そうなのはツッコんではいけない。

・テス 地味パイ男
アモロに流れ着いたレスカを最初に見つけた。ノリで世界樹挑戦を決めたレスカが心配になったのでギルド加入。
船持ってないし、そこらの食堂でバイトしてたけどパイレーツを自称する。ご先祖様はすごい海賊だったと言い張るが、ご先祖様の名前やその他詳しいことを訊こうとすると「これ以上はヤバいから」と誤魔化す。
ちなみに、ギルドの船が海都公認で、海賊船ではないことには気づいてない。自分の船を持って大海賊へ一歩近づいたと思ってる幸せな人。おもしr……可哀想なので誰も訂正しない。
本物の海賊船を見るのは怖いらしく、船室にこもって震えてるのはギルメンなら誰でも知っている秘密というやつ。

・エール キノコファラ子
二層でクジュラさんが連れていた「一個小隊」のうちの一人。仲間がバタバタ死んでいくのを見て、本気で命の危険を感じた。
そこを華麗に通っていったレスカたちPTに惚れて(こいつらと居れば守ってもらえるに違いないとふんで)冒険者への転職を決意。
今では持ち前の堅さのため、三竜などの戦いには必ず呼ばれるまでになった。ガードしながら「二層の奴よりもっとヤバいじゃんこれ!」と真っ青になっているとか。
ちなみに、二層で仲間が死んでた時にクジュラさんが自ら探索に出かけていれば転職を考えることもなく、こんな怖い目にも遭っていないに違いないと信じて彼を恨んでいる。

・ココラジ パパビーキン
B2F、クジュラさんが居たFOEの通り道で寝てた人。あまりに危ないと思ったレスカたちが起こしたところ、食糧をくれと言う。
そのままギルメンになついて、「ほぼ」ギルンメン状態だった。五層突破記念に正式加入。
別に片言だったりはしないが、言葉の使い方がおかしい。朝起きて挨拶が「いただきます」、寝る時に「ただいま」など。
そんな感じで召喚もするので「トイレ行って来る!毒アゲハ!」とか言ってる。ちゃんと召喚できてるのはダスクローズ七不思議のひとつ。

・トシオ 若ショー男
刀を持つと性格が豹変する殺人狂。
弱っている生き物を見るとどうしても殺りたくなってしまう厄介な性格のために
過去所属したギルドをことごとく壊滅状態に追い込み続け、ついには受け入れてくれるギルドがなくなった。
レスカはその事情を聞いた上で「じゃあうち入る?」と言った。他のギルメンからの反対の声は大きかったが、滅多に使われないギルマス権限で加入に許可がおりた。

・WAZ‐3T バケツアンドロ(性別なし)
深都の廃屋に転がっていた。ココラジが興味津津で遊んでいたら何がどうなったのか動き始めた。
直してくれてありがとうとか言って、ココラジに忠誠を誓った。なのでギルドへの加入は五層突破後、彼と共に。
古い機種で、かなりガタがきているためにTPが上昇しない。TP増やすのは不可能。


290:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/27 11:47:56 gRS00anK
とある世界樹を踏破したギルドの後発PT。
爺将軍・ウォリ姉・紫姫・イケ(メン)忍・病ゾディ

イケ忍♂(20歳):後発pTのリーダーとして命じられた忍。上帝に命じられ不老不死の
秘薬を求める傍ら、各国を回った経験を活かして自筆の見聞録を出すことを夢としている。
生真面目な性格でどんな時でも冷静さを失わないが、その性格が災いして気苦労が耐えない。
PTの会計役からアイテム調達、宿調達、船調達などあらゆる雑用をこなす。
本人はそれほど苦痛とは感じていないが、時たまメンバーの言動にツッコミを入れたり、
テント張りを黙々こなしている自分に何とも言えないモヤモヤを感じることがある。
大航海クエで知り合ったキリカゼ♀に下手惚れしており、大胆なアプローチを見せる面もある。
実は猫が大の苦手で、一層から危うく進めなくなるところだった。

ウォリ姉♀(22歳):三度の飯よりお酒の喧嘩が好き。人間相手の勝負は温いと、
モンスター相手に力試しのために世界樹へと挑む。手に入れた分け前や武道大会の優勝賞金を
送金して故郷の兄妹を養っているらしい。性格はまさに姉御気質で、かなりのポジティブ思考。
相手を挑発したりからかったりすることが大好きで、メンバー全員が彼女の手玉になっている。
度を過ぎた発言はせず、誰よりも空気を読んだ行動が出来るためある意味PTのムードメーカーとして
機能している。しかし、戦いが出来ない状況が続くとフラストレーションからか誰かれ構わず
喧嘩を吹っ掛ける厄介な気質も持つ。料理の腕は壊滅的で、作るものが全てダークエーテルと化す。

爺将軍♂(67歳):国の長い内戦も終わり大将軍の地位に収まったが、新しい時代には自分は老害であるという
理由から将軍の座を引く。異国にも自らの生きる証を刻み付けたいとの想いから世界樹踏破を目指す。
性格は非常に堅く、無礼な態度を取る者には容赦なく叱咤する。柔軟性に欠くように思えるが戦場では
的確な指示を出し、自らも鬼神の如き動きを見せるなど年を全く感じさせない強さを持つ。
また、芯に強い者を持ってる人間を見抜き好んだり、年長者らしく悩んでる人間を諭したりするなど
人心掌握には非常に長けている。そのせいか軽い発言が多いウォリ姉とは相性が悪く、
紫姫には人一倍敬意を払っている。早起きと早寝を強制することが珠に傷で、休日だろうと容赦なく起こす。

紫姫♀(18歳):見た目は冷徹、中身は人見知りで恥ずかしがり屋というのギャップが激しい姫。
小国の妃候補として持ち上げられたが、今の性格では妃になることは到底難しい
(帝は人物重視で、1年後に選抜されるとのこと)。彼女の家系は分家なため、
紫姫が妃に選抜されれば本家に代わる一族の悲願を成し遂げられることもあり、
大きな期待を背負っている。その期待に応えるべく文字通り命がけで世界樹に挑み、
自分を変えようとする。泣き虫で周りに振り回されることが多いが、
芯には自らの決めた事を何がなんでも通す気丈さを持つ気高い魂を持つ。
イケ忍の事が好きになってしまったが、当人が別の女性に熱をあげていることから
自分の想いを押し殺そうとする。

病みゾディ♂(17歳):先発PTの金ふわゾディ♀の弟。裏では怖いと噂される姉の影響を
もろに受けてしまったのか可哀想な程に気弱な性格になってしまった(そのせいで年の割に病んでいる)
本来ならばインドアでインテリ派な彼は世界樹とは無縁だったはずだが、『私が行ったんだから
アンタが行かない理由が無い』との理由で姉に強制召集される羽目に合う。本来なら適当な理由をつけて
辞退するつもりだったが、紫姫目当てにPTを続けることになる。だが、冒険を続ける中で自分だけが
世界樹に臨む真っ当が理由が無く、自分のアイデンティティが確立されていないことに気付き葛藤する。
何かある度にビビったりチキンな性格から、ウォリ姉にからかわれたり酒を飲まされる被害にあう。
爺将軍によく叱咤されること(ウォリ姉の巻き添え)があり苦手としている。最終的にもっとも精神的な
成長を見せるが、それは後の話である。


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