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>>243続きのアーモロード編
ギルド名:ブルー
ギルド結成の際、ブルーを名乗る男が自分の名前を付けた。
船名:夜明けの船
ブルー、いわば青が乗るに相応しい名前。ブルーがノリノリでつけたようだ。
プリンセス2/ウォーリア:フィーナ・アピスト・スタインウェイ
元スタイン王国第一王女。
隣国との戦争で祖国を失い、たった一人の従者を伴ない落ち延びた姫君。
好奇心が強く、いつだって前向きなお転婆姫。
かつて父王を困らせたお遊戯剣技でアーモロードまで生き延びることが出来、少し自信も出てきた。
しかし世界樹探索の中、本物の剣士の戦いを目にしてその実力の差を思い知る。
その時初めて世間知らずなお姫様は、本物の戦士としての一歩を踏み出す。
ギルドのウォーリアの手ほどきを受けた剣は玄人はだし。ただ王者として生まれついた者として、統率力には秀でている。
無謀にも前列に立ちながら、けれど果敢に戦う英雄の卵でもある。
だだ、樹海での戦いの中、海都と深都、その両方を救う道を作ったのは剣でも王の統率力でもなく、彼女自身が生来持つ前向きさだった。
迷っていた自分と従者をアーモロードに連れてきてくれたパイレーツがなんとなく気になっているが、従者もそうであるらしいことには気付いていない。
世界樹攻略後は自分を追いかけてきた忠臣達を前に、自分はもはや王族ではないことともはや王国に縛られることは止める様宣言。
そのままアーモロードに留まり一介の冒険者として生きていく。
ようやく一人の少女として自分の想いを通せるようになったことで、様々なことに気付くのだが。
それでも彼女の生来持つ明るさ、前向きさが失われることはなかった。
ファランクス4/モンク:ハニエル・ディアバソン
古い時代の天使の名前を預かる元スタイン王国騎士団所属の女騎士。
フィーナを守り落ち延び、海都に辿り着く。
落ち延びていく中たった一人でお転婆姫を守り続けた忠臣にして卓越した槍兵。
とはいえ旅慣れている訳でもなく、城の宝物庫から拝借していた資金も底をつく。
もはやこれまでかと覚悟を決めていた所を胡散臭いパイレーツと出会う。
お調子者で、けれどどこか憎めないパイレーツの言葉に一縷の望みを託してアーモロードで冒険者となる道を選ぶ。
本来は自分達だけで戦うつもりだったが、フィーナのごり押しでいつの間にか守るべき主君と共に樹海に挑むことに。
その戦いの中でお調子者パイレーツに惹かれていく。
とはいえどうやら自分の仕える主もそうであるらしいことに気付き、気持ちを持て余している。
騎士として姫を守ることを第一義とし、知り合ったモンクから気功の技をも会得、ギルドの守りの要となる。
世界樹攻略後もフィーナの傍らで騎士として生き続ける道をとる。
フィーナもパイレーツへの気持ちを自覚したらしく、主と従者を超えてハッキリさせようと言われ、これを受け入れる。
フィーナが王族であることを止めたように。
パイレーツ3/バリスタ:ブルー
あからさまな偽名を平然と口にする、お調子者。自称ギルドマスター。
冒険者になろうと決心した時、景気づけにエトリアの世界樹を制覇した某ギルドの名前を拝借したらしい。
パイレーツを名乗ってはいるが本当は駆け出し。
海賊団に入ったはいいものの大したことも出来ぬまま壊滅。
一人取り残された彼は船長の遺品でもある拳銃片手に街の片隅で呑んだくれていた。
ある日明らかにただの旅人とは思えないほど身なりは良いものの、泥まみれの女二人を見つけた彼は、とっさに思いつく。
このまま街で安酒あおってコソ泥の真似事するより、この二人と冒険者でもやった方が良いかもしれないと。
これまでの自分との決別の意味を込めてブルーと名乗り、口八丁に二人を言いくるめ、なけなしの金で世界樹のあるアーモロードへ渡航。
たった三人でギルドを組もうとする。ベテラン風をふかせているものの、実質はただの駆け出し。
ギルドを本当の意味で支えるのは同日にアーモロードに辿り着いたウォーリアになる。
が、銃の扱いに長け、また口の上手さで街での情報収集にも活躍、どうにか自称ギルドマスターと認められていく。
世界樹攻略後もアーモロードで生きていくことを決意。
知らない間に三角関係になっていて、決断を迫られることになる。
結局どっちつかずの答えしか出せないヘタレは、もうしばらくの猶予をもらえることになった。