10/02/10 22:51:04 5reK9NUQ
今日は年に一度のバレンタインデー。
街中を歩く紫プリ子に、赤マン子が駆け寄ってきた。
赤マン子「あ、あの…」
紫プリ子「ん。何?(チッ、面倒くさいのが絡んできたわ)」
周りの人にも聞こえるくらいの舌打ちと、あからさまな嫌な顔をして振り返る紫プリ子。
赤マン子「あの、一目見たときから好きになりました!こ、これ…受け取ってください!」
紫プリ子「…何?これ」
差し出されたのは茶色くて甘い香りの漂うお菓子だった。
しかし紫プリ子は、それをまるで汚物を見るような目で見つめ、赤マン子に問いただした。
赤マン子「チョコレートです。手作りなので、形はちょっとイビツですけど」
紫プリ子「ふーん…」
差し出されたチョコレートを手に取り、すぐに落とす紫プリ子。
赤マン子「え…」
そしてヒールのかかとの部分でチョコを粉微塵に踏み潰す。
紫プリ子「汚らしい。二度と私に話しかけないで頂戴。
旧作キャラのゴミムシの分際で、調子に乗らないで」
紫プリ子はそのまま立ち去ってしまった。
赤マン子は呆然とその場で立ち尽くしていた。
赤マン子「あ…あぁ…」
それを傍らで見ていた青ファマ子が心配そうに声をかけてきた
青ファマ子「あの…大丈夫?あの人いつもあんな感じだから、落ち込まないで…ね」
赤マン子「あ・・・あぅ…ぁぁ…」
赤マン子は肩を震わせ、今にも泣きそうな顔で俯いた…
そして…
赤マン子「ああ…あぁぁん!…らめええぇぇぇ!」ビクンビクンビククン!
なんと!赤マン子は超が付くほどのドMだったのだ!
手作りのチョコを踏み躙られ、ゴミムシ呼ばわりされたことで赤マン子のドMスイッチに火がついたようだ。
こうして赤マン子は幸せなバレンタインデーを送ることが出来ましたとさ
めでたしめでたし