10/01/11 20:01:29 Etn9QUBK
冒険者の指摘に、自分の体を見る王女。
なぜか、着ているものが破れた紺色の水着に変わっている!
胸の部分が引き裂かれており、乳房の下半分は露出。
良く見たら、ハサミで切ったかのように、腰にスリットが入ったシロモノ。
それを端正で清楚な顔立ちをした王女が装着しており実に変態的だ。
胸は自己主張しすぎず、控えめすぎず。腰回りは成熟した女性のそれ。
なまじ布の面積が大きいだけに、余計に卑猥な印象を与えた。
「王女様!どうされましたか!」
ウルナに関わる報告の為、人払いをされていた兵士たちが雪崩を打った。
眼前には、恥ずかしさのあまりしゃがみ込んだ王女と立ち尽くす冒険者、どう見てもアレなシーンである。
「おのれ・・!王女のお気に入りだからと大目に見ればつけあがりおって!」
「この狼藉者め!とうとう正体を現したな!」「えっちなのはいけないとおもいます!」
「けしからん、いいぞもっとやれ!」「残念な毛布クンカクンカしたいお!」
「ま、待ってください!俺は何も―――」
かくして、不幸な冒険者は誤解が解けるまでの一晩を牢屋で過ごしたそうな。
「とまあ、大変愉快なことになるのだ」
遠見の水晶球から、大混乱を覗き込んで満足そうにうなずく。
「覗きの為にベクトレイムを消費せんで下さい!」
「だが、王女の南半球を拝めるのだぞ?赤道はさすがに自粛したが。」
「どう見ても、ただの腹いせですね?」
こまかみを抑えながら、ダメだコイツという表情を浮かべるゼシュロームに向き直り…
「うん!」
最高の笑顔で応じられ、今日も彼の胃炎は悪化するのであった…。
その後、報復として【魔君の鎧】が【ビキニアーマー】に変更されたとばっちりで、
ミルコとダリシアマルテが凄い事になったり
同じく【紋章のローブ】を装備したクルシューナイトが乱心したと勘違いされたり
冒険者の格好が全体的にフリーダム&カオスになったりしたが、それはまた別の話である