07/08/29 15:06:21 99a9x1XZ
法介の部屋に遊びに来ていた響也が、突然爪を切りたいと言い出した。
その唐突な申し出に呆れながらも爪切りを差し出すと、
響也はにっこり微笑みながら目の前の爪切りを受け取る。
そのまま自分の爪を切りに行くのかと思いきや、
響也の次の行動は法介をソファへと連れて行く事だった。
「なんですか?牙琉検事?」
わけがわからず眉をハの字にした法介が尋ねる。
すると響也は法介の肩に両手を置き、背後から顔を覗き込んできた。
「ボクが、君の、爪を切りたいって事だよ」
「・・・はあぁぁああぁぁ!?」
一瞬の間を置いて、法介の顔が驚愕に崩されてしまう。
そんな切替しがくるとは思っていなかった。
普通、爪を切りたいと言ったら自分の爪を切ると思うだろう。
ましてや相手は牙琉響也だ。
自分の爪を切ってくれ、と我が儘を言う事はあっても、
法介の爪を切りたいだなどと申し出てくる事はないと思えた