にがしたポケモン達の行方 3匹目at POKE
にがしたポケモン達の行方 3匹目 - 暇つぶし2ch25:名無しさん、君に決めた!
09/03/29 00:02:46
ここのwiki見てたら自分も何か書いてみたくなった
殴り書き気味だった
今は少しだけ反省している

『ユウキ君ともお友達になれたらなぁ……』

「あの時私が言った言葉、ユウキ君はまだ覚えてる?
 もっとも、今となっては叶うはずのない夢なんだけどね」
ホウエン地方の西部に位置する町、ミシロタウン。
研究所があることを除けば、どこの地方にも存在するような小さな町である。
この田舎町の自宅の一室で、自嘲気味にそう呟く一人の少女。
年齢は十六、七歳だろうか。腰にボールを付けていることからポケモントレーナーであることが伺える。
「最後に会ってからもう六年になるよね。最強のポケモントレーナーになるってユウキ君の夢、もう叶えられた?
 それとも、今もその為に無数の命を積み重ねている途中かな?」
尚も続ける少女。それは居場所も知れぬ少年に対してというよりは、自分自身に対する問い掛けであった。
当然ながら答えは返ってこない。もし答えが返って来ているならば、そもそも彼女には自問するような理由がない。
「同じ日にこの町を旅立った私達が道を違えたのは……確かあの日だったよね……」
少女はそう言って『あの日』に思いを巡らせる。
時は現在から六年と数ヶ月前。その日、彼女はキンセツシティとシダケタウンを結ぶ117番道路にいた。

117番道路。
ホウエン屈指の大都市と、そよ風の心地好い小さな町を結ぶこの道路は、頂点を目指すポケモントレーナーにとっては避けて通れない道であった。
とは言うものの、この道を通らなければホウエン各地に点在する八つのポケモンジムを巡れないということはなく、
また、チャンピオンロードのようにここを通らなければポケモンリーグ会場に辿り着けないというわけでもない。
この何の変哲も無い、むしろ長閑でさえある道路がトレーナーの登竜門と呼ばれる理由は、ここに存在する一つの施設にある。
ホウエン地方最大とされる『ポケモン育て屋』。
預かったポケモンを有料で育てるその施設こそ、この道路をトレーナーの登竜門たらしめているものであった。


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