09/07/21 23:25:52
「もう大丈夫ですよ」
ピカチュウは優しい笑顔を浮かべ、イーブイに歩み寄った。
「たすけてくれて、ありがと…」
感謝の一言を言うと、イーブイは気を失った。
「!」
一瞬、ピカチュウの顔が強張る。だが、すぐに冷静になり自分の耳をイーブイの心臓に近づけ、心音を確認した。
(まだ生きてる。良かった…)
しかし傷を負ったこの状態はよくない。一刻も早く治療をしなければ命が危ないだろう。
ピカチュウはイーブイの体の下に自分の体を潜りこませ背中の上に乗せた。
そして落ちないように尻尾でイーブイを支え、自分の巣に向けて走り出した。
つづく(予定)