09/06/05 23:02:24
「大将、負けました。やっぱり、大将は強いですね。」
「なに、お前ももうちょっと修行すれば強くなるさ。」
「いや、俺は個体値も低いし、努力値もまともに振られてないからどんなに頑張っても大将のように強くなれないですよ。」
「個体値、努力値、か。」
「あれ、大将どうしたんですか?」
俺の表情が今までの明るいものから暗いものへと変わったからなのだろう、あいつは俺にその理由を聞いてきた。
「いや、何でもないんだ。ちょっと、部屋に戻ってるよ。」
そう言って、俺は自分の部屋に戻った。
部屋に戻った俺は、さっきあいつが言ってた個体値・努力値について考えていた。そして、ある一つの思い出がよみがえってきた。