09/08/05 06:20:28 VNVZG1dF
>>107
拝啓
このたび、政府と国民が協力して進めている「女性のためのアジア平和国民基金」を通じ、
元従軍慰安婦の方々へのわが国の国民的な償いが行われるに際し、私の気持ちを表明させて
いただきます。
いわゆる従軍慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く
傷つけた問題でございました。私は、日本国の内閣総理大臣として改めて、いわゆる
従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての
方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを申し上げます。
我々は、過去の重みからも未来への責任からも逃げるわけにはまいりません。わが国として
は、道義的な責任を痛感しつつ、おわびと反省の気持ちを踏まえ、過去の歴史を直視し、
正しくこれを後世に伝えるとともに、いわれなき暴力など女性の名誉と尊厳に関わる諸問題
にも積極的に取り組んでいかなければならないと考えております。
末筆ながら、皆様方のこれからの人生が安らかなものとなりますよう、心からお祈りして
おります。
敬具
平成13(2001)年
日本国内閣総理大臣 小泉純一郎