08/11/29 02:20:57 xpP+dspj
★法務省の提案した「偽装認知防止策」の検証
・法務省の提案した偽装認知防止策が果たして偽装認知に対する防止策になるのか。
この件を知っている国民の多くが偽装認知を心配しています。
また、マスコミが報道しないため、ほとんどの国民がこの件を知りません。
法務省の「偽装認知防止策」のソースは
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
>具体的には、法務局に子供の国籍取得届を提出する際、父親の戸籍謄本や両親と子供が一緒に写った写真などの添付を求める方針だ。
>戸籍の住所や写真を、両親が知り合う機会の有無や子供が幼いころから一緒にいたかどうかなどを判断する材料にしたい考えだ。
>親子関係に疑問が生じれば、父母以外の関係者からも事情を聞く。
つまり、少しだけ詳しくまとめると
1.父親の戸籍謄本の精査
2.両親と子供が一緒に写った写真の精査
3.上記1.2.で親子関係に疑問が生じた場合のみ関係者からの事情聴取
これでは偽装認知による国籍取得を狙って口裏合わせている相手には全く対応できない。
1.について。父親の戸籍謄本から「両親が知り合う機会の有無」がどうして判断できるのか。
「旅行中の一夜の恋でできた子だが自分の子」と言われてそれ以上追求できるのか。
また、聞き取りで血縁関係を確認を確認するという事は、性交渉に至る経過を他人に
話させるという事でもある。それはセクハラやプライバシーの侵害には当たらないのか。
DNA検査はあくまで「結果」のみの確認である。
2.3.について。そもそも写真があるかわからない、関係者がいたかわからない。
写真があっても何年もすれば顔も変わる。関係者がいても記憶が薄れたり引越先が不明になったり。
そして、現在のデジタル技術など使えばほとんど真贋の判別不可能な偽造写真を作ることも可能である。
また、写真や聞き取り調査は何処が行うのか?
偽装を防止する為であるならば、担当者には虚実を判別する能力を求められる事になる。
それは各市町村役場の担当者の裁量に委ねられるのか。
それとも警察等、上位機関の担当部署を通すのか。
仮に市町村役場で済ませる場合、専門の教育や試験は設けるのか。
これらの問題点をクリアーにして真に役に立つ偽装防止策を講じないといけない。
こんなことで親子関係確認の厳格化になるとはとても思えません。
議員さんにFAXされる方・陳情書の文面をまとめる方は、
この「厳格化」がいかにザルであるかもぜひアピールお願いします。
・このようにまだ審議は不十分であり、偽装認知に関する専門的な参考人への質疑を重ねて行うべき。
後日、偽装防止の専門家を招致しての参考人質疑を行うことを求めます。それが終わり慎重な審議の末、
偽装防止策の問題点がクリアになるまでは「良識の府」たる参議院の法務委員会での採決を行うべきではない。
性急拙速な採決に強く反対します。
資料:偽装認知防止策と参議院審議における戦略
その1 スレリンク(offmatrix板:49番)
その2 スレリンク(offmatrix板:51番)
その3 スレリンク(offmatrix板:52番)