08/10/21 07:54:55 TN7yP0HL
今回のデモに当たって「中国の核実験」などの著書がある高田純さんからメッセージをいただきました。
フリーウイーグルイン京都デモに参加されたみなさんへ
高田純 理学博士 核爆発災害研究
放射線防護情報センター代表、放射線防護医療研究会代表世話人
札幌医科大学物理学教授 第19期日本学術会議研究連絡員
フリーウイーグルイン京都デモに参加されたみなさんへ、こんにちは、高田純です。大きな苦しみを背負わされたウイーグルの人々を支援するために、
本日、ここに集まられたみなさんのお気持ちを思うと、私も心が熱くなります。日本とシルクロードでつながるアジアの民族の大いなる危機を、
私たち日本人は見過ごすわけにはいきません。
私は、今、中国が楼蘭の遺跡の近くでおこなったメガトン級の大型核実験による災害の研究報告をするために、南米ブエノスアイレスに来ています。
4年に一回開催される国際放射線防護学会が、本日19日、始まります。
そうです、みなさんが心を痛めたオリンピックと同じ年に開催される会議にタイミングを合わせて、私は、中国の核実験災害の研究成果をまとめたのです。
研究の始まりは、2000年のカザフスタンの中国国境の町の放射線影響調査でした。ロプノル核実験場から1000キロメートルも離れたカザフの町に、少なくとも2度、
健康被害が心配されるほどの核の砂が降ったのでした。