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URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)月24日8時0分配信 産経新聞
社会ニュース - 12月24日(日)8時0分
静岡母子殺害 長男の絞殺体発見 母親と交際のブラジル男 すでに出国、手配
静岡県焼津市でブラジル人母子2人が殺害された事件で、母親が交際していたブラジル人男の自宅で、新たに母親の長男が
殺害されているのが23日未明発見された。3人ともビニールひもで首を絞められており、静岡県警は長男殺害容疑で同日夜、
ブラジル人男を指名手配した。男は19日に成田空港から帰国しており、捜査本部が行方を追っている。
手配されたのは焼津市東小川の職業不詳、ネベス・エジルソン・ドニセチ容疑者(43)。
調べによると、22日午後7時半ごろ、焼津市西小川のアパート2階で、住民のブラジル人女性で派遣社員、
ミサキ・ソニア・アパレシダ・フェレーラ・サンパイオさん(41)と、二男で小学4年、ヒロユキ君(10)が
死んでいるのを、市の依頼で様子を見に来た焼津署員が発見。さらに23日午前3時50分ごろ、
長男の中学3年、ヒロアキ君(15)が、約800メートル離れたネベス容疑者の部屋で死亡しているのが見つかった。
3人とも死後数日が経過し、首にひもを数回巻き付けられた状態で絞められていた。
ネベス容疑者は荷物を部屋に残したまま姿を消しており、19日に成田空港から帰国したことが判明した。
ブラジルは憲法で自国民引き渡しを禁じ、日本と犯罪人引渡条約を締結しておらず、ネベス容疑者がブラジルに帰国すれば、
日本の警察は手を出せない。同様のケースが各地で相次いでおり、外務省や警察庁は
国内法での代理処罰を求めるなどの検討を進めている。
ヒロユキ君が19日から学校に連絡がないまま欠席していたため学校が市に連絡。
ソニアさんも勤務先を19日から欠勤していた。3人とも窒息死と判明。
ソニアさん宅の隣人が18日夜に「ドンドン」という音を聞いていることから、
捜査本部はこの時間帯に殺害されたとみて調べている。
■仲良い家族/容疑者と口論
殺害されたソニアさんは平成2年ごろ、ブラジル人の夫と来日。息子2人に恵まれ焼津市内で生活していたが、
夫とは2年ほど前から別居していたという。自宅に近い水産加工会社に勤務し、上司は「明るくて仕事にまじめに
取り組んでいた。休むことなもなく、勤めてから1年半で日本語もペラペラだった」と語る。
長男のヒロアキ君(15)と二男のヒロユキ君(10)はサッカーが得意。家の前では2人でボールをけり合う姿が
よく見られた。親子3人で同じ空手道場にも通い、「とても仲のよい家族」と評判だったという。
ヒロアキ君と互いの家を行き来していたという同級生の少年(15)は、「兄弟は2人とも元気がよくて、ヒロアキ君は
特に友達も多いタイプだった」。二男のヒロユキ君は朝、ゴミを出している姿がよく見られた。近所の女性(77)は
「あいさつをするとあいさつを返してくれる、感じのいい子だった」とほめる。
同級生によると、兄弟は、別居後も10キロほど離れた場所に住む父親によく会いに行き、「一緒に食事に行ったりして、
とても仲がよさそうだった」という。しかし、別の同級生は「2年前ごろから、部屋に遊びに行くと、
知らないブラジル人の男がよくいるようになった」と証言。兄弟が、ネベス容疑者とポルトガル語で
言い争いをしていることもあったという。
同級生は「ヒロアキは空手も黒帯でケンカも強かったから、昨日2人が亡くなったと聞いたとき、
ヒロアキは助かったのかなと思っていたのに…」と肩を落とした。
最終更新:12月24日8時0分