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【【甘口辛口】11月14日 - コラム - SANSPO.COM】
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プロ野球楽天の本拠地、Kスタ宮城の観客席数が実行委員会で問題になっている。2004年に
新規参入が決まった際、2年後までに客席を2万8000席に増設することを文書に記して約束
していたのだが、現時点の収容人数2万2000人は、12球団本拠地で最下位だ。
知らんぷりを決め込んで? 一向に増設しなかった楽天もほめられたものではないが、だからと
いって某球団のように「約束不履行だ」と声高に非難するようなことなのだろうか。「他球団の話。
別に事を荒立てるようなことでもない」と静観を決め込む球団が意外に多いのが実情だ。
確かに、日本野球機構は損をするかもしれない。もし、楽天が日本シリーズに進出すれば、
4万人以上収容の球場での開催と比べると、1試合あたり1億円の減収になるのだとか。今季、
楽天がクライマックスシリーズ(CS)進出を果たし、リーグ優勝も夢物語ではなくなっただけに、
ソロバン勘定したくなる。
楽天の言い分は「席を増やしてガラガラは、イメージがよくない。常に満員のほうが、広告収入
を含めて都合がいい」。現状がちょうどいい、という。CSで見せた仙台のファンの熱狂ぶり
からは、連日2万8000席を埋められないとは思えないのだが、観客動員に関してはよほど
自信がないらしい。
客席数より気になるのは気候。11月の仙台は、野球を見るのにお世辞にも十分とはいえない。
粉雪だって舞う。日本シリーズ出場が決まったとして、そんな悪条件の中にファンを置くことこそ
問題では。強くなった今、6000席増席もいいが、寒さをしのげる環境(ドーム球場?)こそ
寒冷地を本拠地とする球団の務めだと思う。(上田雅昭)