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【五輪/野球】薬物問題･MLBスター選手派遣拒否等、IOCの信頼を失ってる野球は｢死に体｣…IOCは競技も選手もTV映りの良いものを選ぶ傾向
ｽﾚﾘﾝｸ(mnewsplus板)
【四季折々】ＩＯＣの信頼失っている野球は“死に体”
ＩＯＣ理事会（ロゲ会長、猪谷副会長ら４副会長、１０委員）は１３日、２０１６年の夏季五輪で
新たに採用する競技の候補を７競技（野球、ソフトボール、ラグビー＝７人制、ゴルフ、空手、
スカッシュ、ローラースケート）の中からラグビー、ゴルフの２競技に絞り、１０月のＩＯＣ総会に
諮ることにした。過半数の賛成を得れば正式採用になる。
理事会の投票は過半数（８票）を獲得する競技が出るまで繰り返す仕組みになっている。
最少票数の競技はその都度除外される。今回は１回目、ラグビー７、空手３、野球２、
ゴルフ、ソフトボール各１、２回目にラグビーが９票とって“当選”、その後も残った６競技で
投票を繰り返し、その中でゴルフはラグビー票を吸収しながら３、６、７と票を伸ばし、最後、
３競技で争った投票でゴルフ９、空手３、ソフトボール２となりゴルフが生き残った。
地域別に理事の出身地を見ると、ヨーロッパ６、アジア、アフリカ各３、アメリカ２、これに
ベルギー出身のロゲ会長を加えると野球の関心度、執着度が低いアフリカ、ヨーロッパ勢は
１５人中９人にものぼっている。理事会後の会見でロゲ会長は、「野球とソフトボールに
関しては特別な議論はなかった」と、日本中のファンが待ち望んだ野球とソフトボールの
“復活”を静かに吹き消した。
スポーツはイギリスで生まれ、ドーバー海峡を渡ってユーラシア大陸の西端部にある
フランスに行き着いた。そのフランスで近代オリンピックが創設され、全世界が熱狂した。
ラジオで実況を聞き、世界の市民たちは感動の涙を浮かべ興奮した。オリンピックを支える
ＩＯＣ委員にはこれといった資格条件はない。ただ、英語かフランス語のどちらかを正確に
話すことを要求される。ＩＯＣの公用語は英語とフランス語である。歴史を見れば理事会の
構成比がヨーロッパに偏っていても不公平とまでは言えない。ただ、野球という競技だけに
絞って言えば理事会の“１５人中の９人”は途方もなく強い“難敵”であることは確かである。
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サンスポ
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