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対野球豚用データ保管庫2 - 暇つぶし2ch186:無礼なことを言うな。たかが名無しが
09/03/27 01:25:34 FLeAYAbw
>>130

【サッカー】プロ野球おやじの目に映ったJリーグ。(奥田英朗・Number連載エッセイより)
スレリンク(mnewsplus板)

5 名前:そまのほφ ★[sage] 投稿日:2009/03/27(金) 00:12:45 ID:???0
>>4つづき
 ええと、もう少し冷静に分析します。
 わたしの考えでは、おとうさんたちの間で(つまりスポーツ紙や週刊誌的ネタとして)Jリーグがプロ野球の
地位に及ばなかったのは、サッカー文化が会社組織になぞらえにくかったことが要因として挙げられると思う。
その点、プロ野球というのはおとうさんたちの会社にそっくりだった。上司(監督)と部下(選手)の関係、
新入社員(ルーキー)の初々しさ、外様(トレード)の立場と悲哀、そういった職場のドラマが、遺恨や情実も
絡まってサラリーマンの琴線に触れまくる。選手と球団の年俸交渉ですら、我が身に置き換え感情移入する。
すべてがサラリーマンの日々と一致するよう、六十余年の歳月を経てフォーマットが完成しているのである。
だいたい野球用語は政界用語ともリンクしている。登板、降板、リリーフにワンポイント、組閣に派閥、
どちらでも使われる。良くも悪くも村社会にジャストフィットするのである。

7 名前:そまのほφ ★[sage] 投稿日:2009/03/27(金) 00:13:01 ID:???0
>>5つづき
 対して、Jリーグにはそれがなかった。ドラスティックな人事は外資系企業の匂いがして、別れの涙もない。
選手はころころ変わり、組織への忠誠が当てにできない。おまけにサッカー界は国際組織だから、義理や人情や
浪花節が通用しない。お父さんたちは旅人・中田英寿とグローバル化が苦手なのだ。
 そういえば、Jリーグがチーム名から企業名をはずそうとしたとき、ナベツネが激しく抵抗したことが
あったなあ。その本音は、「会社の言うことを聞けばちゃんと面倒を見てやる」ということだったのだろう。
日本のプロ野球機構は閉ざされたギルドである。内輪で利益を山分けし、新規参入を認めない。ナベツネは
その論法をJリーグにも持ち込もうとした。と言うより、あの老人はサッカーが世界とつながっていることを
知らなかったのだ。

9 名前:そまのほφ ★[sage] 投稿日:2009/03/27(金) 00:13:26 ID:???0
>>7つづき

 つまりは実態に合わなかった人気が冷め、一度底を打ったところからじわじわと成長し、今に至っているので
ある。多少のマイナー感はあるが、むしろこれを適正とするべきだろう。方向性は完全に正しいと思った。
それは覇権と中央集権を目指さないという方向性だ。
 紅白歌合戦と日本レコード大賞と茶の間の巨人軍は、おとうさんたちが捨てられない昭和の大きな荷物である。
それは覇権と中央集権の象徴でもある。かつての栄光を忘れられなくて、あの手この手で盛り上げようとするが、
それは延命措置に過ぎず、根本的な治療法はもうない。無理なんですね。だって寿命が来たんだから。
 Jリーグの百年構想が今になってわかりましたね。あとは歴史だけ。仙台の牛タンもあと三十年頑張ったら、
「後づけじゃねえか、しかも輸入牛」と難癖をつけるわたしのような人間が死んで本物の名物になる。
チームも一緒なのだ。
 




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