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■プロ野球の収入を語る■ - 暇つぶし2ch420:無礼なことを言うな。たかが名無しが
09/05/19 21:01:35 VPB9zIz4
その交流戦の観客動員が最も少ない東京ヤクルトが、集客につなげるために、格安の企画チケットを販売している。

今年はヤクルトが球団経営をするようになって40周年。その節目ということもあって、交流戦で選手は前身の
国鉄スワローズの復刻ユニフォームを着てプレーする。その企画の一環で、交流戦2試合分の内野A指定席に
国鉄スワローズのマークが入ったTシャツをつけたチケットを4200円で売っているのだ。内野A指定席は通常3600円。
2試合分だと7200円だから、入場料だけでも3000円安い。それにTシャツがつくのだから、破格のお得チケットといえる。

東京ヤクルトは、この他にもかなり思い切ったファンサービスを行っている。ファンクラブがそれだ。
レギュラー・ファンクラブ(すでに今季の募集は締切)の年会費は5000円。これに入会すると特典として、
ファングッズ(今年はミズノ製のパーカー)と外野自由席5試合分の観戦チケットがもらえる。外野自由席は1500円だから
5試合見れば7500円相当だ。これだけで2500円得なうえに、しっかりした作りのスポーツメーカー製のパーカーが
もらえるのだ。球場での試合観戦が好きな人にとっては見逃せないサービスだ。

ファンクラブは昔から各球団で行っていたが、特典としてつくグッズはもらってもうれしくないチャチなものが多かった。
しかし最近はどの球団も、3000円程度の年会費で応援用のレプリカユニフォームがもらえるなど内容が充実してきている。
ただしチケットに関しては、割引や先行予約ができるという特典ばかり。外野席とはいえ一軍の公式戦が5試合も見られる
東京ヤクルトのファンクラブ特典は、12球団を見渡しても破格のサービスといえる。

ところで、Jリーグに観客動員を増やした好例がある。アルビレックス新潟だ。

新潟は1996年に法人化され、99年にJ2に参加、04年にJ1に昇格した歴史の浅いクラブだ。
しかもホームタウンはサッカーが盛んではない新潟。Jリーグ参入当初は経営的に成り立つのか
不安視されていた。だが、今では4万2千人収容の東北電力ビッグスワンスタジアムで行われる
ホームゲームは満員の観客で埋まる。Jリーグでは浦和レッズと並ぶ観客動員力のあるクラブになった。

この成功を導いたのは、Jリーグ参入当初、無料招待券を大量に配布したからだといわれている。
ファンを作るには試合を見てもらうしかない。「とにかく一度、スタジアムに来てください」と赤字覚悟で
お客を招待したのだ。そのうえで選手には、「アウェーはともかくホームゲームは勝て」とハッパをかけた。

娯楽の少ない土地だ。サッカーに興味はなくても、無料なら人は集まる。そこで勝利のために必死でプレーする
選手の姿を目撃する。地元のチームが勝てば誰だってうれしい。レプリカユニフォームを買って応援するように
なる。そうした人たちがサポーターになり、先を争ってチケットを買うという好循環が生まれたのである。

無料招待や採算を度外視した格安チケットで人を呼ぶのは邪道だという人もいる。が、好循環の流れを
作るには、こうした思い切った策も必要なのだ。それに空席は何も生まない。ひとりでも多くの人を
入れることによって、飲食やグッズの売り上げが見込める。東京ヤクルトも、そうした発想で、
思いきった格安チケットやファンサービスを行っているのだ。

ただ、アルビレックスと違って、東京ヤクルトが残念なのは、娯楽の多い東京のチームであること。
また、情報も氾濫していてお得なファンクラブの存在が多くの人に知られにくいことだ。

だが、この営業努力は評価したい。筆者も内野指定席2試合+Tシャツのチケットで交流戦を見る予定である。
(了)
URLリンク(diamond.jp)


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