09/07/01 13:10:12
WE ARE ”ROSS”
1970年代から1980年代初頭にかけて、この地域は圧倒的なLOCALISMを誇っていた。
今の時代では考えられないくらいのかなりヘヴィーな意識が支配していた。
当時、和田浦以南は内房という名称でくくられていて、他地域との交流もなかったし、
サーフィンの歴史の面でもだいぶたちおくれていた。それでも温暖な気候、美しい海、
内房エリアのリーフブレイクの質のよさは他にはない魅力あふれるものだった。
よそ者を迫害するといった意識よりも、むしろ他地域にはやく追いつき追い越すといった
焦りのようなものがLOCALISMを更に強くしたのではないかとも考えられる。
暴力沙汰は抜きにして、当時のような気概に満ちたサーファーはもういなくなってしまった。
その頃の雑誌には「内房エリアにいくと、身の丈160から170cmの鮫がウヨウヨしてるから気をつけろ」
そんな記述がされている。ほとんどのローカルは雑誌など読まなかったのでたいした問題にはならなかった。
そんな強力なLOCALISMの中から、やがて全日本チャンピオンが生まれ数名のプロサーファーも輩出したのだ。
当時、この地域に否定的だった雑誌もこのころには、しっかりとこのエリアの成長を記している。
LOCALISMについても言及している。ジャーナリズムは何時の時代でもこうあって欲しいと願う。
そのへんはSURFING CLASSIC誌2号に詳しく述べられている。