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大相撲横綱審議委員会（横審）によるけいこ総見が５日、東京・両国国技館内の相撲教習所で
行われ、元若ノ鵬の逮捕や幕内・露鵬（大嶽）、十両・白露山（北の湖）の大麻疑惑を受け出席した
横審委員からは厳しい意見も噴出した。脚本家の内館牧子委員（５９）は８日にも判明する
精密検査の結果に対し協会の厳正な対応を求め、薬物の陽性反応が出た場合の罰則規定を
作ることを提言した。
協会に横審から厳しい意見がたたきつけられた。内館委員は「弟子は子供と言いますけど、
情緒に流される時ではない」とした上で「簡易検査で陽性が出たことを厳粛に受け止めるべき」と
述べた。他の委員からも「精密検査が出た時にはしっかり対応すべき」との声があがったという。
さらに「若ノ鵬が逮捕された時に協会なりの法律を作るべきでした」と対応の遅さを指摘、早急に
罰則規定などを設けることを提言した。
北の湖理事長が８日に結果が出た後も再検査を望んでいることには「シロになるまでやるってこと？
それは意味がない」とバッサリ。協会内には露鵬、白露山の名前を出したアンチ・ドーピング委員の
慶大教授・大西祥平氏に疑問を呈する声があるが「先生は間違ってない。それが外の人材を
入れるということ」と話した。医師免許を持つ守屋秀繁委員も「医者として当然の行為」とし、自身が
委員を務めるアンチ・ドーピング委員会が、秋場所中の１７日に開かれることを明かした。
前委員長の石橋義夫委員は、クロ判定が出た時の理事長の責任について「当然（ある）」。
理事長の判断次第では、秋場所後の２９日に開かれる横審は紛糾必至だ。
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