08/08/20 01:09:22 0
大阪桐蔭(北大阪)が常葉菊川(静岡)に17-0と大勝し、17年ぶり2度目の
全国制覇を果たした。初回に奥村翔馬外野手(3年)の満塁本塁打で先制して
波に乗り、決勝戦のチーム最多安打を更新する21安打の圧勝劇だ。
強烈なパワーの源は高校通算87本塁打を打ち立てた中田翔外野手(19=
日本ハム)を擁する“1年上世代”への反骨心だった。きっかけは昨秋の
秋季近畿地区予選大阪府予選の準々決勝でPL学園にコールド負けしたこと。
「(周囲からは)去年のチームに比べて力がない、まとまりもないといわれた。」
とある選手が振り返れば、別の選手は「練習や試合で見てくれる人も少なく
なったし、記者さんもいなかった。悔しかった。“打倒!前世代”が合言葉でした」
と話す。“中田超え”を誓って猛練習を重ねて、つかんだVなのだ。
奥村は「スタープレーヤーはいないが、全員野球ができました」とキッパリ。
中田世代は春のセンバツ8強入りが最高だっただけに、ナインは夏の甲子園優勝に
「今のチームの方がまとまりはあります。旧チームを超えました。あの人たちには
いろいろかわいがられましたからね。『ざまあみろ』というのがあります」と胸を張った。
「打てないチームと言われてきたが、つないでつないで、目指していた野球ができた」
(西谷浩一監督=39)。もう誰にも「中田らに比べて・・・」とは言わせない。
2008年の大阪桐蔭ナインが伝説になる。
(東京スポーツ 8月20日(水)販売号より)