08/09/20 23:37:49 3kSPRjSi
>>119
戦前、ある程度お客を乗せられる機体(例えばフォッカー・スーパーユニバーサルとか、ドルニエ・ワール飛行艇とか)
だと、本当に飛行中に垂れ流しだった。空中散布だ。
フォッカーに乗った歌人の斎藤茂吉が、便器の金網の下が大空という情景にあ然とした感想を残している。
排便した程度の物体なら千メートル単位の空中で霧散するという次第。
DC-3あたりの近代化型旅客機から消毒液タンクによるポータブルトイレ型(YS11なんかもこれ)に移行。
それでも軍用機は第二次大戦末期まで垂れ流しが基本。日本軍の大型爆撃機や飛行艇でも垂れ流しだった。
1940年代中期、B-29やコンステレーションのような与圧構造の飛行機になってからは、もはや垂れ流しは技術的に無理になった。
その後は鉄道より早く、汚物処理システムを進歩させ続けている。