10/05/30 22:22:15 BgXEgZ3f0
近畿大会開幕。 URLリンク(hb-nippon.com)
第1試合は履正社がいつもの戦いぶりで、9-2の完勝。9者連続三振の先発・飯塚をあっさりと変えてしまう
ところが、このチームの野球だ。見事な組織野球。完成しつつある。
第2試合は、北大津が天理を6-3で一蹴しました。
天理は全国大会で負けた時の、ハイライトのような試合でした。天理の負けパターンはこれ、といった試合。
要約すると、相手投手を攻めながらに、得点を重ねられない。試合はリードするのだが、安打数と得点が
見合わずに、苦しむ。そして、終盤に追いつかれる。追いつかれるまではしょうがないのだが、往々にして、
ここでミスを重ねて、逆転、さらならる追加点を奪われてしまうのだ。
敦賀気比、長野日大、奈良大付、早実、熊本工、沖縄尚学、国士館、愛工大名電。
過去の、敗戦とほとんど似た展開なのである。
今日は6回まで11安打で2得点。その流れから、8回に同点に追いつかれ、さらには、一塁手・内野と二塁手・
岩崎の譲り合いで、逆転。続く打者の一塁強襲を内野が飛びついて、止めるも、はじいてしまう。これを
拾った岩崎が悪送球。
しかし、森川監督は前向きに話した。おそらく、これを聞いたら、打倒・天理に燃える奈良県の各校はぞっと
するかもしれない。
「負けたのは残念だけど、収穫のある試合。結局、今までと変わらなかったということが選手もわかったと思う。
11安打も打って、2点(6回まで)どまりは、確かにつまっているけど、それは相手もあることだから、試合を
していたら、そんなこともある。ただ、その中で、試合をどう勝利に導いていくか。2-1から次の1点が勝敗
を左右したと思うけど、そこで捕られても、同点で止めて、延長に持ち込められば、変わったでしょうからね」。
こうなったら…天理は負ける。
それをこの時点で経験したこと、天理にとって非常に大きい。そしていうならば、打倒・天理を目指したい、
奈良県の各校にとっては、また天理が手ごわくなるかもしれないという危険がはらむのだ。北大津の変則サイド
ハンド、ストレートのキレ、スライダ、シンカー、横浜を破った時のエース・河合を彷彿とさせる気持ちの強さ
をもつ相手投手から、13安打打った打撃力は底がしれない。そのチームの弱点を彼らが感じてしまったのだから。
来週からの練習試合で鍛え直すという天理。
大垣日大、立命館宇治、神戸国際、報徳学園、東邦…。
強豪校と戦う中で、彼らは何をつかむだろうか。