09/12/23 15:18:39 gwzTcoLV0
>>786
最高のチーム作りを目指して!(2)
「組織の規律と目標」
強い組織には必ず規律が有り、そして明文化されている物です。
規律の良い所は、一人一人が組織構成員としての自覚と共同責任を意識付けられる点であり、徹底できれば、自壊する可能性が極めて小さい状態になる点です。
問題は、これを徹底できず、曖昧な運用にすると形骸化するか、本来の意味とは違う自分勝手な解釈の動きになってしまい、「無い方がマシ」と言う状態になってしまう。
だから、規律を設ける場合には、その根の部分をしっかりする事とある種の厳格的運用が無ければならないと言う結論が導きだされる訳です。
その根となるのが、「目標」となり、厳格的運用が「ペナルティ制度」となります。
つまり、組織構築の手順は、まず「目標」を作り、次に「明文化された規律」を作らなければならないという事だと言えると思います。
そして、「規律を犯した者へのペナルティも規定する。」これが重要な話となります。
ただし、これは組織構築の第一歩の話であり、次に新規加入を意図する構成員にとっては「規律」を知る事で組織参画有無への大きな判断材料になります。
そうすると、永続的で強い組織を構築するには、「規律と目標」がしっかりした物でなければならない。
この辺りロジックが逆転するのですが、これは組織学のマネジメント分野で言う「ボトムアップ・トップダウン方式」になり矛盾しない。
つまり、組織が向かう方向性を、まずトップが「目標」を明確にして指示を出し、その実践とそこからの絶えざる変革・改革をプレイヤーがトップに報告し、改善を図る事で、環境変化に強く常に成長できる組織を目指す訳です。
問題は、「では、誰が目標を作るのか?トップは誰か?」と言う事になるのですが、これは監督委任型なのか、学校依頼型なのか、OB会がキャスティングボートを持つ監督委任型なのかで違ってきます。
ですので、仮に「目標」を作るにしても、まずはその学校がどういう文化にあるのかで変わるので一概には言えません。
ここもまた、組織構築が難しい一面でもあります。
ですので、「目標」については、個別的観点からでは無く、一般的観点から簡単に話をするに留めます。
一般的観点から、「目標」には、大きく三つの分類があると言えます。
一つは「理念的目標」、二つ目は「組織目標」、最後は「年度目標」。
これら三分類を三角形上に図示し、それぞれの目標が遂行できる「規律」を設けていけば、無理の無い「規律数」が作れるでしょう。
だいたい、理念的目標を3、組織目標を5、年度目標を10として、18ですか。
丁度良いと思います。
次回、「組織内におけるプレイヤー育成について」