09/08/13 00:22:13 wDN+TCdD0
花巻東8―5長崎日大(1回戦=12日)―1試合に3本塁打を浴びたのは生まれて初めてという。
大会注目の左腕、花巻東の菊池雄にとって、長崎日大は大きな壁になった。
「びっくりした。変化球にも、直球にも対応してくる。こんなチームがあるとは」。汗びっしょりの顔で話した。
直球は最速151キロを記録したが、「威力はなく、コントロールにばらつきがあった」と捕手の千葉。
本人も「スライダーの出来は最悪。ひじが下がり、直球と見分けができる上、置きに行ってしまった」と話した。
本調子でない菊池雄に、「打てなくて当たり前」とぶつかってきた相手打線が牙をむいた。
本塁打は3本とも打った瞬間に分かる当たり。自慢の直球とスライダーを打ち砕かれた。
「5点は想定内だが、3本塁打は想定していなかった」
七回には、重盗で本塁突入の際、左脇腹を痛めた。厳しい初戦を乗り切った大会注目の左腕は
「夏は打力が上がってくるとは思っていた。でも、予想以上だった」と言うと、一段と気合を込めた顔つきになった。