09/01/07 03:02:28 WjW8YhfG0
野球関係者であるほど、プロ野球選手が特別だという事実がよく分かっている。
有力ボーイズの監督でも「卒団生で5~10年に1人くらいはプロ野球選手が出ればいいなあ」くらいに思っている。
(中学生本人は大人よりはプロを甘く考えているが彼らのほとんどは夢だけで終わる)
現実問題としては、大多数の中学生、中学指導者、親は「プロ野球選手になる」目的で進路は選ばない。
福留やダルビッシュやマー君のような進路選びをする中学生は極めて例外的なんだ。
有力校を選ぶある程度力のある中学生とその指導者・親の進路選びの主な基準として挙げられるのは次のこと。
優先順位が高そうな順にあげておくが、もちろん中学生個人によって異なる。
<中学生本人>
① 自分の実力で将来試合に出られそうか
② 甲子園に出られそうか
③ 野球漬けの高校生活を送っても野球の実力・実績を利用して(一般入試を経ずに)大学に進学できるか
④ 先輩のシゴキ等理不尽な人間関係がないか
<指導者>
上記①②③④に次いで
技術面の指導をきちんとやってくれるか?
ケアは万全か、すなわち高校段階で野球を断念せざるをえないほどの故障を頻発させてはいないか?
<親>
上記①②③④に加えて
我が子が野球で食べていける可能性は低い以上、将来社会的DQNにならずに済むようにしてほしい。
最悪の事態は途中で腐ったり先輩のシゴキに耐えかねて退部ひいては学校まで辞めてしまい高校中退者になってしまうこと。
そこまでいかなくとも、ベンチ入りできなかったために野球で進学できず、かといって中学高校と野球漬けで勉強などしていないために
結局大学へも進めず、もちろん高卒正採用の就職もできない・・・というのは絶対に困る。
技術指導に疑問符がつく以外すべての条件を満たしている。
智弁和歌山にはその意味で絶対的な強みがある。
>>386
智弁和歌山は和歌山県の招致で創られた学校であり、私立とはいっても第三セクター的な要素が少しはある。
招致時の県のニーズが「進学校にしてくれ」だった以上、たとえ野球部は廃部にすることはあっても、
進学の看板を下ろすことは100%ありえない。