08/11/28 20:59:13 SfC9znJ10
「う…、…!…」
自室で目を覚ましたシエルはベッドに縛り付けられた自分の四肢を見て息を飲んだ。
なぜ、と記憶を辿りかけたところで自分を見下ろす小さな影に気づく。
「ア、アルエット…?」
「起きた?…あ、腕と足。暴れられたら困るから…ちょっとだけごめんね」
「アルエット、どうして…どうしてこんなことをするの?」
「お姉ちゃんが、いけないんだよ…ゼロのことばっかり構って…私をまた一人にしようとするんだもん」
「そんなこと…」
「シエルお姉ちゃんは私のものなの!!」
怒鳴るアルエットの剣幕にシエルは怯む。なぜ?なぜこんなことを。いつもの大人しいアルエットはどこにいってしまったのか。
「私の。私の。私だけのものなの……だから、これで―お姉ちゃんの初めて貰ってあげる」
「!」
戸惑うシエルの眼前にいびつな器具が突きつけられる。経験がなくてもそのグロテスクな形状からそれの用途はすぐにわかった。
男性の生殖器を模した道具。禍々しい欲望の象徴。
シエルに出会う前のアルエットを凌辱し尽くしてきただろうそれが今、アルエット自身の手でシエルに向けられている。
「おねがい、アルエット、やめて!…そんなことあなただって望んでいないはずでしょう!」
「私ね、好きな人とセックスしたことないんだ…だからお姉ちゃんが私の初めてだよ」
「アル、エット」
虚ろな瞳でほほ笑む幼女。その凄惨すぎる過去を思い出してシエルは言葉を失う。
もう二度とこんな目に遭わせない、絶対に守る。そう誓ったのに、気づけば自分が彼女をここまで追い詰めてしまったのだ。
絶望と後悔が胸を満たしていく。どうやっても償えない、取り返しのつかないことをしてしまったのだ。
「シエルお姉ちゃん、好き…大好き―愛してる…」
「んんっ」
唇を塞がれる。自分のそれより小さな愛らしい舌が、しかし驚くほど巧みな動きで口k
(省略されました。全て読むにはヒッフッハと書いてください)