10/02/06 19:47:55 1m1k2nh6
>>495
すまんすまん、一つ忘れていた。
>ならば社会に責任があるのだろ
>責任と取るか、責任が発生しないよう発展させるかしかなかろう
あのね、その社会が「形而上的世界(現実外の楽園)」であるならば何の問題もないよ。
形而上なら障害を感じさせない程度に生活ができれば、障害者は消えるし、そのままシステムの維持も可能だろ。
しかし、今此処で話てるのは実体を伴う「形而下(現実)」の問題についてだろ。
マイノリティに何らかの形で恵沢を齎すのなら、その恵沢を与えるシステムのアンチテーゼ(この場合障害者が存在しなければならない事)も必然的に存在するのだよ。
社会学的に言えば、社会は言説的に体系化された実在であり、障害者と言う言説が排斥された瞬間に障害者に付与された「劣る能力」などのアイデンティティも全て払拭され、
言説による活動の所産で体系化されたシステムも言説が排斥された瞬間に足場を失い崩壊する。
あるテーゼの対立上に必然的にアンチテーゼの存在があり、その弁証法上にあるのが社会的諸要素だ。