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【佐賀】けんか祭りに飛び入り参加した男性が下半身マヒの重傷 主催者に5000万円の損害賠償請求
昨年10月、伊万里市のけんか祭り「伊万里トンテントン」の合戦で大けがを負い、
下半身まひとなった同市の男性(22)が、
祭りを主催する「伊万里トンテントン祭奉賛会」と
当時の役員5人を相手に、5000万円の
損害賠償を求める訴えを29日にも佐賀地裁に起こす。
男性側は、奉賛会が安全配慮義務を怠り、
重大な過失があったと主張している。
原告側の弁護士は、合戦は毎年負傷者を出し、
1997年にも男性1人が死亡するなど、
深刻な事故を予測できたと指摘。それにもかかわらず奉賛会は
「神輿(みこし)の軽量化や事前研修など安全対策が不十分」と訴えている。
また、合戦の経験が少ない若者や、
みこしを担ぐ当番の地域以外から参加する「飛び入り」を
担ぎ手不足を理由に容認しており、「安全への十分な配慮が必要だった」としている。
伊万里トンテントンの合戦は毎年10月22―24日にある伊万里神社の神幸祭の一部で、
重さ約600キロの荒神輿(あらみこし)と団車(だんじり)が市内各所でぶつかり合う。
URLリンク(www.saga-s.co.jp)
昨年の合戦では、10月22日に原告の男性が脊
髄(せきずい)損傷の大けがを負い、
24日には同市の男子高校生=当時(17)=が
団車の下敷きになり死亡今年の合戦は休止になった。
原告の男性は、団車を担いでいて下敷きになり負傷。
奉賛会に参加登録のない飛び入りだったため、
同会加入の保険金を受け取ることができなかった。
現在、車いす生活で県外の職業訓練校に通っている。
男性側は「現状の危険な合戦はなくなってほしい。
奉賛会や市民に安全な祭りの在り方を
真剣に考えてもらうため、訴訟に踏み切った」としている。
一方、奉賛会の渋田正則会長は「まだ訴状を受け取っていないが、
事故に心を痛めていただけに今回の事態は非常に残念。
訴えには誠実に対応したい」と話している。