07/09/04 21:36:55 XKOLUPWq
【社会】 コンビニで盲導犬同伴入店を拒まれ「悲しい気持ちに」…身体障害者補助犬法施行5年、後絶たぬ同伴入店拒否
・交通機関やホテル、飲食店などを利用する際に補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)を同伴
できるよう定めた「身体障害者補助犬法」施行(2002年10月)から5年。障害者の社会
参加への後押しが期待されたものの、「犬の入店は困る」などと同伴利用を拒否する店が
後を絶たず、一方で補助犬の育成、普及も進んでいない。障害者らは「一層の理解や
法改正を」と訴えている。
岡山市海岸通、繊維化学会社のリフレッシュ室。同社に勤務するマッサージ師鈴木鈴子さん
(47)=同市東古松=が従業員男性の体をもみほぐす。傍らのおりでラブラドルレトリバーの
盲導犬「アテネ」が、鈴木さんの仕事を静かに見守る。
身体障害者補助犬法上、企業による補助犬の受け入れは「努力」規定。つえに頼って通勤して
いた鈴木さんは、盲導犬の利用を同社に勧められ、昨年5月から同伴勤務を始めた。
以前よりも駅ホームなどを安心して歩けるようになり、行動範囲も広がったという。
しかし、鈴木さんにはつらい経験がある。1月、同市のコンビニで同伴入店を拒まれた。
「悲しい気持ちになった。あの店にはそれ以来、行っていない」
身体障害者補助犬法改正対策使用者団体連絡協議会(千葉市)の05年調査では、回答の
あった補助犬利用者44人のうち、法施行後に飲食店などで同伴入店を「拒否された」のは
約6割(26人)。「最初は拒否された」(11人)を含めると約8割に上る。
県盲導犬友の会にも、5―8月に入店拒否に関する相談が3件あった。竹野磨智子会長は
「補助犬という言葉は広まりつつあるが、理解を得られていない」と嘆く。
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