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長岡市議会で活躍の盲導犬オパール、引退へ
長岡市に日本で初めて議場に入った盲導犬が暮らしている。長岡市議の藤田芳雄さん(60)が
連れている11歳のオパールだ。99年5月に長岡市議会に初登庁して以来、一般質問に、
選挙にと議員活動を支えてきた。だが、高齢で体力も落ち、7月下旬に引退する。
6月市議会最終日の27日、オパールはいつもと変わらぬ様子で仕事をこなし、
最後となった議場を後にした。
オパールは96年8月生まれ。北海道盲導犬協会(札幌市)の所属で、
ラブラドルレトリバーの雌だ。盲導犬の訓練をこなし、98年7月、藤田さんの元にきた。
長岡の冬の雪道でも歩ける訓練をしてきたという。藤田さんは翌年春の市議選で初当選。
オパールを連れた議員活動が始まった。始めは議会通いに使うバス停までの道を教えた。
議場でも、議席から一般質問に立つ演台まではスムーズに歩けるよう練習した。
藤田さんは「議場にはオパールの興味あるものがないので、ドッグフードやビスケットを
ご褒美にして練習しました」と話す。選挙で街頭に立てば、雨の日でもオパールがそばに
いてくれた。「今考えると、よくやってくれたと懐かしいです」
盲導犬の多くは2歳ごろから働き始め、10歳前後で引退する。オパールはこの8月で
12歳となり、人間の年齢にすると70歳以上の高齢だ。信濃川にかかる長生橋を渡り、
約1時間歩いて市役所から自宅まで帰ることもあったが、今は10分強歩くと息が上がる。
体力や判断能力の問題で引退が決まった。
藤田さんは7月19日、市内でオパールのお別れ会を開く。オパールはその後、藤田さんと
一緒に故郷へ帰り、同協会内の老犬ホームで余生をおくる。藤田さんは新たな盲導犬と一緒に
長岡に戻るという。
同協会と並び、国内に九つある盲導犬育成団体の一つ「日本盲導犬協会」(東京都)によると、
3月末現在、国内で996頭の盲導犬が活躍している。毎年、計約150頭が育成されているが、
希望する人が多く、供給が追いつかないのが現状だ。10年前の調査では希望者は4700人。
引退に伴う入れ替えが優先されるため、数を増やさないと対応できない。
国は数を増やす方向性は打ち出しているものの、具体的な目標数はないという。都道府県向けの
育成補助事業もあるが、使うかどうかは各自治体の判断だ。育成団体の多くは活動資金を寄付で
まかなっており、育成士の養成にも財源や雇用の問題があるという。
藤田さんはオパールと過ごした10年で、飲食店への入店拒否やタクシーの乗車拒否などは
ほぼなくなり、盲導犬への理解は進んだと感じている。「盲導犬の数を増やすためにも、
国や県がもう少し補助してほしい」と話した。
朝日新聞 asahi.com(伊沢友之、2008年6月29日6時11分)
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最後の議会を終えて、議場を出るオパールと藤田芳雄・長岡市議=長岡市幸町2丁目
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